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江本孟紀が提言「プロ野球は利益の使い道間違い」「交流戦は巨人という利権欲しさ」

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読売ジャイアンツの坂本勇人選手(「Wikipedia」より/Ship1231)
 いよいよ今年も、プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」がスタートする。初戦は5月30日の火曜日。対戦カードは以下の通りだ。


・北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ
・東北楽天ゴールデンイーグルスvs.読売ジャイアンツ
・埼玉西武ライオンズvs.広島東洋カープ
・千葉ロッテマリーンズvs.阪神タイガース
・オリックス・バファローズvs.東京ヤクルトスワローズ
・福岡ソフトバンクホークスvs.中日ドラゴンズ

 最大の関心事は、やはり両リーグの勝敗だろう。セントラル・リーグの勝ち越しは、2009年の70勝67敗が最後だ。10年以降の7年間は、常にパシフィック・リーグが勝ち越している。

 セ・リーグのファンにとって、交流戦は「もう見たくない」「今すぐ中止してほしい」試合と化しているかもしれない。一方で、プロの解説者からも「見直し論」が提起されていることをご存じだろうか。東映フライヤーズ→南海ホークス→阪神とセ・パ両リーグでプレーした経験を持つ、元投手の江本孟紀氏の主張だ。

 そこで、江本氏に

・交流戦の見どころ
・パ・リーグが強い理由
・交流戦見直し論

の3点について話を聞いた。

交流戦で両リーグの流れに波乱が生まれる?


 まず交流戦の見どころについて、江本氏は「開幕から続く各チームの流れが変わってしまう可能性にある」と語る。

「注目すべきは、交流戦が上位と下位のチームに与える影響ですね。前者は勢いが止まって失速する恐れがあり、後者は勝利を重ねて息を吹き返す可能性があります」(江本氏)

 具体的に見てみよう。セ・リーグは首位が広島、2位が阪神。最下位は中日だ(いずれも5月28日時点、以下同)。パ・リーグは首位が楽天、2位はソフトバンク、最下位はロッテとなっている。

 今年も交流戦はパ・リーグが強く、セ・リーグが苦戦する可能性が高いのであれば、ロッテファンは希望を見いだしてもいいのかもしれない。セ・リーグの各チームを撃破して勢いを取り戻し、後半戦で楽天、ソフトバンクに挑むというシナリオが予想される。

 一方、広島と阪神は褌を締め直さないと、せっかくのアドバンテージを失ってしまう。「パのチームにどれだけ負けないか」という情けない争いのなか、巨人やDeNAが漁夫の利を奪う可能性もある。最下位の中日にとっては、まさに正念場だ。パ・リーグを相手に勝ち越すという“下剋上”を果たすか、交流戦でも絶望的な状況に追い込まれるか……剣が峰に立たされるといっても過言ではないだろう。

「昨年の交流戦では、セ・リーグで広島が3位に食い込む強さを見せ、リーグ優勝への道筋をつくりました。逆に、パ・リーグではソフトバンクが勝ちすぎてリズムがおかしくなり、シーズン後半の勝負どころで日本ハムに付け込まれました。両リーグの流れを交流戦で途切れさせてしまうと、これだけの影響が出てしまうのです」(同)

 それにしても、なぜこれほどパ・リーグは強いのか。その理由を、江本氏は「DH(指名打者)制の有無につきます」と指摘する。

「DH制のパ・リーグでは、野手は1番から9番まで長打力のある選手を揃えるのが理想的です。どのチームも強力打線を目指すため、対戦するピッチャーも必然的に鍛えられます。対するセ・リーグは、DHという『打つだけの選手』がいないので、野手は1番から8番まで攻走守の三拍子が揃っているタイプが求められます。さらにピッチャーにも打順が回るため、代打や代走のスペシャリストも必要です」(同)

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