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ペットの傷病ランキングTOP3…3位「下痢」、2位「外耳炎」、1位は?

文=ヘルスプレス編集部
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がんに注意すべき犬はゴールデン・レトリーバーとバーニーズ・マウンテン・ドッグ!

 あなたがペットを飼っているのなら、愛犬や愛猫が病気にかかったり、ケガをしないように気を配っているにちがいない。

 犬猫の疾患データは、玉石混淆の感もあるが、役立ちそうなものを紹介しよう。

 たとえば、アニコム損害保険株式会社がペットの疾患統計をまとめた「アニコム家庭どうぶつ白書2016」。疫学データは予防啓発、学術研究など、さまざまな分野で活用されているが、無料ダウンロードできるので、利用価値は十分にある((https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201612.pdf))

 家庭どうぶつと家族/どうぶつ医療を取り巻く環境/保険金支払い実績に基づいたどうぶつの疾患統計/人気犬種の疾患別・年齢別のかかりやすい疾患/子犬や子猫を迎えた直後に注意したいケガや病気/異物誤飲の予防/どうぶつkokusei調査/どうぶつにやさしい災害への備えなど、ペットの健康管理に役立つ情報を手取り足取りわかりやすく提案している。

 飼い主なら、ドキッとする情報もある。たとえば、キャバリアは心臓病にかかりやすく、その発症リスクは犬種全体のおよそ10倍も高い、がんに注意すべき犬はゴールデン・レトリーバーとバーニーズ・マウンテン・ドッグなどの指摘もある。

なぜペット保険加入率は低いのか?

 さて、傷病といえば保険だが、あなたのペットはペット保険に入っているだろうか。ペットフード協会の調査によると、犬猫の飼育数は、およそ1979万1000頭だ(ペットフード協会 2015年全国犬猫飼育実態調査)
 
 富士経済のレポートによれば、2015年のペット保険の契約数は106万5000件、ペット保険加入率は5.38%。イギリスは20%以上、スウェーデンは50%以上に上る(富士経済 国内ペット関連市場調査)

 また、ディムスドライブ 「ペットに関するアンケート2009」によると、ペット保険加入率は犬10.9%、猫3.4%と猫の加入率が低い(ディムスドライブ 「ペットに関するアンケート2009」)。

 一方、ペット総研によれば、ペット保険に関心がある人は74.4%(とても感心がある26.1%、関心がある48.3%)、加入を検討している人は51.6%(検討中16.5%、いつかは加入したい35.1%)となっている(ペット総研 2014年ペット保険アンケート調査)

 このように、検討している人が多いのに、ペット保険加入率はなぜ低いのだろうか。

 種々の経済的な要因が絡むが、たとえば、保険料が高い、費用対効果を判断して若い時は入らない、保障内容がよくわからない、掛け捨ての1年契約が多く負担が重い、病気にならないと楽観視している、家族の保障を優先しているなどの理由がある。

 しかし、冒頭のデータを見るまでもなく、治療費は高い。万が一に備えてペット保険に入ることを検討する余地はある。

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おすすめペット保険と選び方まとめ /保険コネクト
https://hoken-connect.jp/columns/10/

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 ちなみに、日本のペット関連の市場規模は、21兆4689億円。内訳はフード類が約3割、ペット用品が約2割、生体販売やサロン、医療、保険などのサービスが約5割を占める(矢野経済研究所 ペットビジネスに関する調査2015年)。

 実に巨大な市場となっている。
(文=ヘルスプレス編集部)

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