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池内ひろ美「男と女の問題を斬る」

女性が「豊田真由子議員」状態の場合の正しい対処法…「ごめん」と言ってはいけないとき

文=池内ひろ美/家族問題評論家、八洲学園大学教授
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 女性代議士・豊田真由子氏(42)による「このハゲーー!」発言を、さして私は重要視していません。「まったく差別的とも思わないのはなぜかな?」と考えていたのですが、それは、私がハゲ好きだからですね。もしも私が男性に「このハゲーー!」と言ったとき、それは愛情表現になってしまいます(もちろん私は大人なので言いませんが……)。

 価値観とはそういうものです。髪の毛がふさふさした男性を好む女性もいれば、髪の毛の多い少ないはどうでもいいと思う女性もいます。ちなみに私は、ハゲた男性をセクシーだと感じますし、そんなことより何より、男性にとって大切なのは髪の毛の多寡より頭の中身のほうが大切だと思います。

 豊田議員が元秘書男性(55)に「このハゲー!」と怒鳴りつけた音声がテレビ放送されたのは驚愕だったが、双方にさまざまな事情があったことでしょう。当然ながら豊田議員の言動は許されるべきものではありませんが、代議士と秘書という圧倒的な上下関係は特殊なケースだといえるものの、ひとたび女性を怒らせ激しくキレさせてしまったときには、それが女性上司であれ妻であれ恋人であれ、年上であっても年下であっても同じ。謝罪しようが弁明しようが取りつく島がないのは、経験者であれば理解できるでしょうし、街中でもそんな風景はしばしば見かけられます。

 たとえば駅の階段を上っている夫に妻が、「さっさと歩きなさいよ、ぐずぐずしないで!」と周りに聞こえる大きな声で言う。また、レストランで熟年夫婦が食事をしているとき、「ほら、またこぼした! ちゃんとナイフフォークくらい使えるようになってよ、みっともない!」と夫に対して怒鳴りつける妻。

 これではご夫婦のどちらがみっともないのかわかりませんが、夫は妻の目を見ることもできず「ごめん、ごめん」と何度も謝っていたりする。その夫婦の声を聞いている側がいたたまれなくなる場面です。

 ここでは、それほど激しいケースではなく一般論で考えてみましょう。

 職場や恋人関係で、男女関係のなかに「ごめんなさい」あるいは「ごめんね」と言わなければならない場面は多々あります。約束の時間に遅れた、記念日を忘れた、運転していて道を間違えた、さまざまな場面で女性は男性に怒りを覚えますので、ここは謝るべきか謝らざるべきか悩ましいところです。

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