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清純派を偽装&同時に複数男性と交際の「隠れビッチ」だった私が、幸せな家庭を築くまで

文=真島加代/清談社
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「男性からの告白は、私にとって最大のご褒美でした。告白されることで自分の心を満たしていたんです。たくさんの人に『好き』って言われたいから特定の人とは付き合いませんでした。一番多いときは同時に7人の男性をキープしていました。ほんとクズですよね……」(同)
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 真剣に交際している男女なら、相手のことを思い、ときには厳しいことを言ったりケンカしたりする。一方、隠れビッチは相手の男性のことを真剣に考えているわけではないので、心地いいことしか言わない。しかし、ほめられて舞い上がった男性がその気になると、途端にフラレてしまうのだ。

 あらいさんは、「そんなことをする意味がわからない、という女性もたくさんいると思います。でも、当時の私はそれ以外の自分の満たし方を知らなくて、すごく視野が狭かった」と振り返る。

隠れビッチの壮絶なトラウマ…父親からのDV

 物事には必ず原因と結果があるが、隠れビッチになる女性も、それぞれにさまざまな事情を抱えている。

 あらいさんの場合、父親による母親へのDV(ドメスティックバイオレンス)や“機能不全家族”であった過去が、隠れビッチになったことと深く関係しているという。それは、一言で言うと、「自分は愛されていない」というトラウマだ。だから、清純派に擬態して男性にチヤホヤにされることで、自分の心を満たそうとしていた。

 しかし、本書のタイトルが過去形になっていることでもわかるように、あらいさんは隠れビッチをもう「卒業」している。隠れビッチ卒業のひとつのきっかけとなったのが、現在の夫である「三沢さん」との職場での出会いだったと語る。

 あらいさんは、職場で隠れビッチ活動を行わないことを自分ルールとし、夫にも同僚の1人や友人として接していた。いわば「素」の自分をさらけだしていたのだが、それだけに、あるとき夫から告白されて衝撃を受けたという。

「私のクズな面を知った上で、好きになってくれたんです。ただ、今まで自分をさらけ出して男性と付き合ったことがなかったので、ありのままの自分を受け止めてもらえたことがうれしくて、加減がわからず理不尽なことでキレたり、自信がなくて何度も『愛してる?』と聞いたりしちゃったんです。そうしたら、『今の君と一緒にいると嫌いになっちゃう』と言われ、一度別れそうになりました。

 そこで、ゲイの友人に相談すると、『あんたって、本当にコンプレックスの塊よね。あんた自身を肯定させるために三沢さんを利用しているだけでしょ』と、指摘されたんです。そのとき、自分の中にある『愛されたい』というコンプレックスに気がついたんですよね」(同)

『“隠れビッチ”やってました。』 一見すると清純派だけど、実は男にチヤホヤされたいだけのとんでもない“ビッチ”。周りに気付かれることなく粛々と男性を騙し続けた“隠れビッチ”である作者が、その生態を赤裸々に暴きます。 amazon_associate_logo.jpg

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