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『セシルのもくろみ』、ネット騒然の真木の「ガリガリ」隠す衣装多用…実は役作りか

文=吉川織部/ドラマウォッチャー

 ストーリーに関しては、女性の世界で繰り広げられるギスギスしたあれこれが描かれるのではないかという大方の予想をよそに、「レベル1の主人公が仲間たちと出会って成長する」という単純明快な少年マンガ的要素に寄せているようだ。これについては各視聴者の好みの問題だろうし、第2話を観た限りではその路線でもうまく回っていきそうな予感がする。一方で、リリー・フランキー演じる編集長が自分のお気に入りを重用する問題や副編集長(眞島秀和)と洵子の対立、副編集長に色目を使う新人主婦モデル・坂下葵(佐藤江梨子)の存在など、今後燃え広がりそうな火種がいくつも散りばめられていて、おもしろくなりそうな要素は大いにある。

ドラマの鍵を握るのは、意外にも金子ノブアキ&徳井義実、2人の男性?

 一方で、奈央のマネジャー役として奔走する江里(伊藤歩)が酒に酔って前後不覚となり、フォトグラファー・山下航平(金子ノブアキ)と一夜を共にしたというエピソードは正直言ってあまり必要性がわからないが、翌日2人が交わした「セーフってことですか」「アウト」のやり取りはおもしろかった。これは、昨夜のことを覚えていない江里が「酔ってて覚えてませんが、昨晩私はセックスとかしてませんよね?」と尋ねたのに対し、「したよ」と答えたという意味の会話。毎日のように顔を合わせる仕事上の仲間に軽々しく手を出す航平の神経はちょっと疑ってしまうが、なぜか憎めない。

 金子は普段悪役が多いが、誰に対しても悪口や冷たい態度を取らず、モデルの良さを引き出そうとするフォトグラファー役はとても色気があり、意外な当たり役になりそうだ。奈央を見守るもう1人の男性・トモを演じる徳井についても、オネエっぽいしゃべりがコントそのものとの指摘がある一方、「一周回ってハマっている」との高評価も多い。女の世界を描くドラマであるだけに、「チームミヤジ」を自称するこの2人の男性が今後のドラマの良しあしを握るキーパーソンとなっていきそうだ。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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