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『カンナさーん!』、渡辺直美の「がんばりすぎキャラ」&あり得ない展開がイラつく

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『カンナさーん!』公式サイトより

 渡辺直美が主演に挑む連続テレビドラマ『カンナさーん!』(TBS系)。7月25日に放送された第2話の平均視聴率は12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回12.0%からさらに数字を伸ばしたものの、インターネット上では視聴者に「有り得ない」と思わせてしまう展開が繰り広げられた。

 主人公の河東カンナ(渡辺)は、夫・鈴木礼(要潤)の不倫が原因で離婚。4歳の一人息子・麗音(川原瑛都)を抱えるシングルマザーとなり、仕事との両立に奮闘する。第2話では、職場の同僚・境川翔子(トリンドル玲奈)が重大なミスを犯したことで、カンナがどのようにしてピンチを乗り越えるかが描かれた。しかし、ネットユーザーも指摘していたように、たしかにカンナのやり方には無理があった。

 今回は序盤で、カンナがインスタグラムを利用している設定が登場。その後、職場でミスが発覚し、現場の人間だけではカバーできないと判断したカンナは、なんと自分のインスタのフォロワーにヘルプを依頼する……という展開だった。同ドラマを評価している私でさえも、これはさすがに「会社に部外者を入れるってどうなの?」「そもそも職場の写真を勝手にインスタにアップするって……」と、シラケてしまった。

 また、カンナはミスをした翔子を庇い、自分がミスをしたことにしていたのだが、ネットではこのくだりにも「なぜ?」と疑問が寄せられていた。ただ、この点に関しては、カンナがチームプレーを大事にしていることと、“余計なものまで背負ってしまうために、がんばりすぎてしまう”というキャラクターを印象付けたかったのかもしれない。

 ドラマだから、観ていてついイライラしてしまうけれど、そういう人って現実にもいるように思う。同ドラマは、妙にリアリティがある部分とそうじゃない展開のギャップが激しすぎて、ちょっともったいない。

 第2話で、そのリアリティを最も感じたのは、礼の母……つまりカンナの“元義母”にあたる柳子(斉藤由貴)の登場シーンだ。柳子は「私たちがレオちゃん(麗音の愛称)の面倒をみてあげる」などと提案してくるが、カンナは「お義母さんたちには頼りません!」と断固拒否。

 このやり取りは、カンナが意地になっているようにも見えるし、もしかすると本当に意地もあるかもしれない。けれども、それは当然のことで、不倫して自分と息子を裏切った男の親にあれこれ言われても、すんなり受け入れられるワケがない。しかも、もともと義母との関係が良好だったならまだしも、カンナと柳子はそうではなさそうだ。

 さらに、夫婦が不倫など、明らかに片方に非があって離婚した場合、柳子のように“でも孫には会いたい!”と主張してくるパターンは、ネット掲示板の相談でもよく見かけるほど“離婚あるある”ではあるような気がする。そして、その後カンナの職場でトラブルが発生したため、実家が遠いカンナは結局、義父母を頼らざるを得なかった。これもまた、シングルマザー(もしくはシングルファザー)がぶち当たる壁としてはリアルなものだろう。

 こうした問題が散りばめられているドラマだけに、有り得なさすぎる展開で脱落者が続出するとしたら残念で仕方がない。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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