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椎名民生「儲かる?気になるビジネスモデルを追え!」

ディズニーランド、異常混雑通り過ぎ「空き空き状態」…客に放水でTシャツ買わせ戦略

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日本人客が減り、外国人客だらけに

 さらに、注目すべきは、TDLに日本人ゲストが少ないことだ。筆者の印象では、4割から5割が外国人だ。

 TDR関係者も、TDLのゲストが減っていると認める。

「連日の猛暑もあって、目に見えてTDLのゲストは減っていますね。中国人をはじめとするアジア人のゲストは変わらないのですが、日本人ゲストが減っている印象です。ここ数年、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の人気の高まりもあってか、関西圏からの来場者が減っているうえに、TDLは大リニューアル工事中という印象が強く、十分に楽しめないのではないかと敬遠されがちです。やはり、夏は東京ディズニーシー(TDS)ということなのかもしれません」

 実際に、TDSに入ると、こちらは日本人ゲストが多い。「タワー・オブ・テラー」の待ち時間は30分、「ニモ&フレンズ・シーライダー」は70分、「トイ・ストーリー・マニア!」は110分だ。

 なかでも、メディテレーニアンハーバーで初開催されている「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスペシャルイベント「ディズニー・パイレーツ・サマー パイレーツ・サマーバトル“ゲット・ウェット”」(1日3回)は「素晴らしい」の一言だ。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の主人公、キャプテン・ジャック・スパロウと海賊たちが水を浴びせ合い、エリア全体がシャワーに包まれるという、真夏にうってつけのイベントだ。打ち水効果も期待できるうえに、ずぶぬれになったゲストたちが次々と替えのTシャツ(2300円~)を買いに走ることが期待でき、1人当たり客単価も大きく上昇するというわけだ。

 このビジネスモデルは、USJの「ワンピース・プレミアショー」などで数年前に見た記憶もあるが、ゲストを放水でずぶぬれにしたうえに、グッズの売り上げも伸びるのだから、その意味でも“素晴らしい”イベントなのだ。これから夏の定番になっていくだろう。

 なお、夏の暑さのためかカレーが大人気で、カレーのフードコート「カスバ・フードコート」が激しい行列となっているので注意されたい。カレー味のポップコーンの行列もかなり長い。

 結論としては、効率よく回りたいならTDL、夏の魅力を味わいたいならTDSといったところだろうか。
(文=椎名民生)

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