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自動運転システムの戦いが激化…覇者となるのはアップルか、トヨタか、伏兵はアウディ?

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AI 自動運転システムの世界覇者は? 難題は「経済性優先か安全性尊重か」という根源的な問題の画像1
AI 自動運転システムの世界覇者は?(depositphotos.com)

「トランポノミクス」や「アベノミクス」の下馬評が下がろうが上がろうが、世間に大きな動揺はない。だが、米アップルや米グーグルなど、AI(人工知能)開発先進企業の株価が乱高下しようものなら、世界経済の先行きに赤信号が灯る事態になる。製造からヘルスケア、生活、財務まで、「生き馬の目を抜く」ようなAIイノベーションから片時も目が離せない時代になった。

 たびたび引っ張り出される箴言がある。それは、このようなものだ。

「人生で何事かを成し遂げるには、3つのハードルがある。第1ハードルは『誰もが笑って無視する』。第2ハードルは『激しい抵抗や反対に遭い、軽蔑される』。第3ハードルは『笑い者にしたり、無視したり、反対したり、軽蔑したのに、いつの間にか受け入れる』」(ドイツの哲学者ショーペン・ハウエルの箴言集より)

 今回のハードルは、AI自動運転システムだ。インターネットもSNSもスマホも、最初は誰もが半信半疑だったのに、今では空気や水のように当たり前のアイテムになっている。では、AI自動運転システムはどうだろうか。

AI自動運転システムはアップルが先陣か?

 グローバルな視点から、AI自動運転システムの近未来を俯瞰してみよう。

 皮切りはアップルだ。ティム・クックCEOは6月5日、Bloombergのインタビューに答え、「AI自動運転システムに注力しているのは、非常に重要なコア技術であり、究極のAIプロジェクトだからだ。ただ、オリジナル車の製作は未定」と発言している。

 独自にAI自動運転システムを開発していたIT企業の多くは、現在は自動車メーカーと技術提携している。たとえば、2009年から自動運転プログラム「Waymo」を開発しているグーグル(Alphabet)の自動運転車開発部門Waymoはフィアット・クライスラーや、配車サービスのLyftと提携。また、独BMWや米ゼネラルモーターズ(GM)などは、シリコンバレーを軸足に置きつつも、自動運転関連の技術を持つスタートアップ企業を矢継ぎ早に買収し、存命を図っている。

 アップルは当初、「Project Titan」を立ち上げ、車体からシステムまでの全プロセスを開発していたが、プロジェクトは難航。2016年に新製品開発に長けたボブ・マンズフィールド氏を抜擢し、車体開発を切り捨て、AI自動運転システムにフォーカスする戦略に切り替えている。

 2017年4月、アップルはカリフォルニア州車両管理局にAI自動運転車の公道テスト許可を申請し、その3週間後に3台のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)でテストを開始。さらに、中国のライドシェアサービスDidi Chuxingに10億ドルを出資。マウンテンビューに自動運転用の大規模なAI研究施設を創設し、エンジン全開の態勢を整えている。

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