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任天堂、「スイッチ」品薄の「本当の理由」

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時価総額5兆円台はいつまで続く?

 それでは、任天堂の時価総額5兆円台はいつまで続くのか。ゲーム銘柄は株価の上昇・下降の振り幅が大きい。

 任天堂株は、据え置き型ゲーム機「Wii」などが人気だった07年に時価総額が10兆円の大台に乗せたあと、一度は1兆円台まで減少した。

 昨年、スマホゲーム「ポケモンGO」が盛り上がった際にも、任天堂の株価は乱高下した。16年7月19日の高値は3万2700円だったが、同8月初旬には2万円近辺まで急落した。

 そんななか、君島達己社長はキャラクターを提供するIP(知的財産)戦略に力を入れている。

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は6月8日、20年夏をめどに開業する新エリア「SUPER NINTENDO WORLD(ス―パー・ニンテンドー・ワールド)」の着工式を行った。USJは過去最高となる600億円を投じ、人気ゲーム「マリオカート」を模したアトラクションを設ける。任天堂ゲームのコアな利用者ではない家族連れに、キャラクターに直接触れてもらうような仕掛けをつくる思惑だ。

 任天堂は、ゲーム機とゲームソフトに続く柱に、人気キャラクターのライセンスビジネスを据える。マリオがその第一弾で、IP戦略の本丸がテーマパークだ。

 USJのテーマパークが実際に稼働するのは20年以降になる。それまでは浮き沈みが激しいゲームで生き抜いていかなければならない。

 株価は07年11月1日、上場来高値の7万3200円をつけた。ここ10年来の安値は12年7月25日の8060円である。

 スイッチ人気で、久しぶりに任天堂に活気が戻ってきた。17年の高値は6月27日の3万9530円。今後、4万円を超えるのか、逆に下落に転じるのか――。スイッチの品薄状態が年末まで続くと、市場では「株価の上昇は限定的になる」との見方も広がっている。
(文=編集部)

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