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セブンのコーヒー、値段3倍のスタバより飲みやすい?なぜコンビニ業界内で突出?

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セブンカフェラテは改良の余地あり


 次に、カフェラテを飲み比べてもらった。

「セブンのアイスカフェラテは、アイスコーヒーと同じ豆を使用しているので、苦味が少なく飲みやすい。ただ乳脂肪分が少ないミルクが使われていて、パンチが抑えめ。カフェラテという表示の割には、ミルク分が少ないかなという印象です。Rサイズで180円、Lサイズで250円ですので、セブンで買うのならば私はアイスカフェラテではなくアイスコーヒーでいいと思います」(同)

 カフェ“ラテ”と名乗るには「さらなる改良が必要」だと語る大谷氏。では、スタバのカフェラテはどうか。

「スターバックスラテは、濃く出したエスプレッソをミルクで割っているので、淹れ方がそもそも違います。味としては、濃いめでコクのあるコーヒーを濃厚なミルクで割っているので、飲みごたえがある。コーヒーとミルクのバランスも絶妙で満足度が高く、カフェラテに関しては、多少値段が高くても私だったらスタバを選びます」(同)

 スターバックスラテはショートサイズが356円、トールサイズで399円と、セブン‐イレブンのカフェラテに比べてかなり割高だが、現時点ではクオリティに価格以上の差があるということなのだろう。

コンビニとコーヒーチェーンは使い方が違う


 最後に、成長著しいコンビニコーヒーについて、今後の可能性を伺った。

「ローソン、ファミリーマート、セブンなど、どのコンビニもコーヒーのレベルは年々上がっていますが、そのなかでもセブンのコーヒーは突出していると思います。ただ、そもそもコンビニでコーヒーを買うのと、コーヒーチェーンに立ち寄るのは目的が違います。たとえば、セブンではお昼ご飯のついでにコーヒーを購入して、併設されているカフェスペースで食事と一緒にコーヒーを飲む。一方スタバは、店内のソファでくつろぐために利用したり、SNS用の写真を撮ったり、新作のフラペチーノを買いに来たり。つまり、コーヒーの味でお店を決めているわけではないんです。そういう意味でも、コーヒーチェーンの客をコンビニが取ってしまうとは考えにくく、今後は目的別に使い分ける方が増えてくるのではないでしょうか」(同)

 確かに、近年スタバなどで商品を購入し、店内で撮影した画像をインスタグラムなどのSNSにアップするという客はよく見られる。ということは、コーヒーチェーンはコーヒーを楽しむだけでなく、上質な空間と時間を提供し、日常を彩る役割を担っていると考えられる。

 それに対して、コンビニはあくまで商品がメイン。それ自体の出来が悪ければ、購入する人は減っていくだろう。セブンのコーヒーはコスパが良く、味も価格の割に評価が高い。だが、大谷氏が言うように、商品によってはまだまだ改善の余地が残っている。今後も消費者がより満足できる味を目指して、クオリティアップを図ってほしい。
(文=日下部貴士/A4studio)

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