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『刑事ゆがみ』、メチャクチャ面白くてファン続出…なのにフジテレビのPR不足で視聴率低迷

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『刑事ゆがみ』公式サイトより

 浅野忠信が主演を勤め、神木隆之介とタッグを組んだことで話題の連続テレビドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)。第2話が10月19日に放送され、平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の7.6%から1.8ポイントの大幅ダウンとなってしまったのは心配だが、今回も豪華キャストがしっかりとドラマを演じた、見応えのある内容だった。

 同ドラマは、型破りな性格だが“犯罪者の心が読める”という能力を持つ主人公・弓神適当(浅野)と、正義感と上昇志向に燃えるものの“腹黒さ”もある相棒・羽生虎夫(神木)という2人の刑事が事件を解決していくストーリー。

 2人は、中学校の教師・早杉千里(水野美紀)が危うく被害を受けるところだった、強姦未遂事件の捜査を担当。千里によると、自宅で仮眠中に窓から侵入した男に襲われそうになった際、同じ中学の教育実習生・打越将也(中川大志)が訪ねてきて、犯人との争いに発展。千里は犯人が振り回した花瓶で腕を負傷し、犯人を追おうとした打越は花瓶の水で足を滑らせて倒れた拍子に頭を強打。その後、意識不明の重体で病院に搬送されていた。

 捜査を進めるなかで、弓神は千里と打越がもともと教師と教え子の関係だったことに気づく。一方、羽生は現場に残されていた足跡から、前科3犯の下着泥棒・郷亀哲史(斎藤工)を割り出すも……。弓神によって、千里と打越が“恋愛関係”にあったことが明らかになり、意外な事件の真相が見えてきたのだった。

 今回の物語で評価すべき点は、“教師と教え子の恋愛”を「甘酸っぱさを散りばめながらも“地味”に描いていた」こと、さらに切ない展開の中でも「わずかに希望が感じられる結末になっていた」ことだろう。特に、最後に「また2人は会えるのではないか」と感じられる描写があったことで、彼らは今回限りのゲストキャラクターだったというのに、我々視聴者に「幸せになってほしい」と思わせるほどの余韻を残したと思う。

 そういう意味では、第1話に登場した羽生の同級生・坂木望(杉咲花)に対しても「いつかまた羽生と会えるといいね……」と思えたので、同ドラマはゲストのキャラクターとそれを演じる役者にも注目したい。ちょっとベクトルは違うが、今回は斎藤が下着泥棒役を演じるという意外性も面白かった。“イケメンが下着泥棒としてのポリシーを熱く語る”シーンは、それだけで「おっ?」と視聴者の関心を惹いたに違いない。

 しかし、こうして良い点ばかりを挙げていても、実際には視聴率が下落してしまっている。いくつかの要因が考えられるが、1つは「PR不足」ではないだろうか。たとえば、同局で23日にスタートする『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』は、キャストが放送前から各バラエティ番組に出演して番宣している一方で、『刑事ゆがみ』はそこまで派手にPRはしていなかった印象だ。当然、「月9」枠と「木曜劇場」枠では扱いが違うのだろうけど……。

 前クールの『セシルのもくろみ』は“打ち切り”になったが、『刑事ゆがみ』にはネット上のファンも多い。フジには、早いところ打開策を見つけてほしいものだ。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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