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少数民族の被差別と「女である」ことの被差別を同時に描く映画『サーミの血』

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正解のないWEBマガジン~wezzyより】

ハリウッドの怪物プロデューサー、ワインスタイン怒涛のタイムラインと、女性たちの「#Me Too」の画像1
wikipediaより

 「スウェーデン」と聞けば、多くの一般の日本人は何となく平和で幸せそうな国というイメージを抱くのではないだろうか。不勉強なわたしは、即座に「福祉国家」という言葉以外に思い浮かばないほど、スウェーデン=人道的に良い国、という思い込みがあった。

 だから、この映画を見たときにはまず、スウェーデンに存在する「サーミ人」という少数民族と、彼らに対する激しい人種差別の存在に驚き、そして、差別と抗いながら生きる少女の姿に、動揺した。

 スウェーデンの都市で孫と暮らすサーミ人の老女は、決別したはずの故郷での妹の葬儀に嫌々出席する。二度と顔も見たくなかった家族や親戚たちと久方ぶりに顔を合わすうち、十代の頃の自分を回想することから映画は始まる。

 トナカイを飼い、テントで暮らし、幼い妹と二人で寄宿学校に通う主人公エレ・マリャは、近所の若者から差別的な言葉を投げかけられたり、進学したいと言っても教師から「サーミ人の脳は文明に適応できない」とすげなくされる生活から、なんとか抜け出したいと考えていた。

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