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女性の痴漢被害を笑い、男性の被害者意識だけを叫ぶ「男性のための痴漢対策ワークショップ」のおぞましさ

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正解のないWEBマガジン~wezzyより】

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男性のための痴漢対策ワークショップ

 痴漢問題について議論をするのはむずかしいーー筆者は常々そう感じている。編集を担当した『男が痴漢になる理由』(斉藤章佳著、イースト・プレス)が今年8月に発売された。痴漢加害者の実態を明らかにし撲滅の方策を探る1冊で、著者インタビューをはじめ、関連記事がwebメディアを中心に多く掲載された。しかしそのたびにコメント欄やSNSには「でも世の中には痴漢冤罪がある」「痴漢冤罪に遭うと思うと、男は安心して電車に乗れない」「冤罪によって男性の人生は終わる」といった書き込みが並ぶ。書いているのは、ほぼ男性のみだろう。

 痴漢問題というトランプのカードを出しているのに、痴漢冤罪問題という花札のカードを出されては、それ以上何もできなくなる。つまり議論が成り立たない。もっとも、そうしたコメントの書き手は議論をする気などさらさらないと思われるが。

 冤罪論をふりかざすだけの人たちからは、「自分たちこそ被害者だ」という本音が聞こえてくる。「痴漢被害については、自分は加害していていないので関係ない」「それよりも自分が被害者になりうる冤罪問題のほうを解決すべき」というスタンス。そこには、痴漢問題についての当事者意識が完全に欠如している。男性も被害者になるかもしれない可能性はまったくスルーされているし、また、加害者になりうる可能性も一顧だにされない。

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