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ペナント3位・横浜DeNAの日本シリーズ進出は「下克上」ではなく「システムの悪さ」だ

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横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手(「Wikipedia」より/Haruakibay)
 プロ野球の日本シリーズが10月28日に開幕する。福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAベイスターズという組み合わせだ。


 DeNAはペナントレースで3位ながら、クライマックスシリーズ(CS)で2位の阪神タイガースと首位の広島東洋カープを破って日本シリーズの出場権を手にした。しかし、カープはDeNAに14.5ゲームという大差をつけて優勝しており、DeNA の“下克上”には「CS不要論」が再浮上するなど、プロ野球OBをはじめファンや関係者から賛否両論が飛び交っている。

 現行のルールでは、セントラル・リーグ、パシフィック・リーグともにペナントレースの上位3チームがCSに出場することができる。そのため、ペナントレースで優勝の目がなくなったとしても、3位に入ればCSで勝利→日本シリーズで勝利という、日本一への道が開ける。

 そのため、CSの存在はシーズン終盤の消化試合を減らしてペナントレース終了後も盛り上がりを維持するという意味で、おおいに意義がある。しかしながら、ペナントレースを圧倒的な強さで優勝したカープが日本シリーズに出られないという現行の制度は、シーズン優勝や日本シリーズの価値を下げかねない仕組みであり、下位チームが勝ち上がるたびに不要論が取り沙汰されるのが現実だ。

 一方、“敗者復活”がかなうのがCSの醍醐味であり、いつもペナントレース優勝チームが日本シリーズに出場するのであれば意味がなく、これもCS不要論につながる。

 そこで、ペナントレースの権威を維持しつつ、ポストシーズンの価値を高めるCSの新制度を提案したい。

12球団の半分が進出する日本のCSは甘すぎる?


 まず、アメリカ・メジャーリーグのポストシーズンはどうなっているか。全30球団(2リーグ、6地区)のうち、各地区の優勝チームとワイルドカード(地区優勝を逃したなかで勝率上位の2チームが戦う)で勝利した4チームが地区シリーズを戦う。そこで8チームから4チームに絞られ、リーグ優勝決定シリーズが行われる。そして、勝ち上がった2チームがワールドシリーズを戦うわけだ。

 メジャーのほうが、より熾烈で複雑な仕組みになっている。こう見ると、12球団のうち半数の6球団にCS進出権が与えられる現行の制度は基準が甘く、結果としてペナントレースの価値を下げているという声が上がるのも当然だろう。12球団のうち4球団がポストシーズンに進むのが妥当ではないだろうか。

 CS進出権を得られる4球団は、まずはセ・パのペナントレース優勝チーム。そして、セ・パの2位のうち勝率が上位のチーム(同率だった場合は1試合限定のワイルドカードを行う)。そして、交流戦の優勝チームとしよう。ただし、交流戦優勝チームが、ほか3チームと同じだったりワイルドカードで敗れたチームだったりする可能性もある。前者の場合はセ・パ2位以下の最高勝率チームを加え、後者の場合は「交流戦優勝枠」を優先する。

 現行の制度では2位と3位のチームは無条件でCSに進出することができるが、やはりペナントレースでの優勝は尊重されるべきだ。現状でも、優勝チームには「1勝+本拠地開催」というアドバンテージが与えられているが、より優遇したい。

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