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綾瀬はるか『奥様は、取り扱い注意』、金城一紀らしからぬ予定調和に酷評も…予想を上回る展開を用意か

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綾瀬はるか
 ここまで4話すべてで2ケタ視聴率を記録し、新作ドラマのなかでは『陸王』(TBS系)に続く2位。綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)が好調なスタートを切った。


 しかし、視聴率が好調な一方で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やクチコミサイトには、「くだらない」「がっかりした」などの酷評も目立つ。特にドラマフリークたちの間で評判がよくないようなのだが、なぜなのか。

 そこで浮かび上がるのは、原案・脚本を手がける金城一紀の存在。

撮影現場にも立ち会う脚本家・金城一紀


 同作の見どころは、綾瀬が主婦たちを苦しめる悪を蹴散らすアクションシーンだが、これこそが金城の真骨頂なのだ。これまで金城は、『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)で岡田准一、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(同)で小栗旬や西島秀俊にアクションを仕掛け、「アクションドラマといえば金城一紀」というポジションを確立した。

 特筆すべきは、金城自身が格闘技の達人であり、脚本家の枠を超えて撮影現場にも立ち会っていること。つまり、自ら素養のある俳優を見極め、確信犯的かつ直接的にアクションを仕掛けているのだ。

 今作は金城が「女性が主人公の連ドラは初」「構想3年」というから、綾瀬に対する思いは強い。一方の綾瀬自身も、『精霊の守り人』(NHK)シリーズで培ったアクションスキルと、ジム通いやプロテインで鍛えたボディで、金城の期待に応えている。実際、女優が自分よりも体の大きい男優をあっさり倒すと違和感を与えがちだが、綾瀬のアクションからは、そんな不安を感じない。

 金城と綾瀬の両者が噛み合っていることが、アクションシーンのカッコよさにつながり、勧善懲悪ストーリーらしい爽快感を呼んでいる。しかし、その勧善懲悪ストーリーが、酷評の原因にもなっているのだから皮肉だ。

予定調和を嫌ってきた金城の変心


 同作は、勧善懲悪ストーリーのど真ん中。かつての『ザ・ハングマン』『必殺仕事人』(ともにテレビ朝日系)、最近でいえば『三匹のおっさん』(テレビ東京系)のような「善人が悪人を懲らしめる」シーンをとことん楽しむ作品だ。

 それは、「DV夫」「過去のAV出演をネタに恐喝する男」「主婦をいじめ、ケガを負わせた女」「児童誘拐犯」というスタンダードな悪役像に表れている。人物背景や犯行動機の薄い“単なる悪党”だけに、「思い切り成敗してしまえ」という流れなのだ。

 そんな悪党を際立たせるために、そのほかのシーンではゆるい設定を多用している。たとえば菜美(綾瀬はるか)は、合コンで知り合った勇輝(西島秀俊)と結婚。常に主婦仲間の優里(広末涼子)と京子(本田翼)の3人で行動。毎週さまざまな習い事をはじめ、新たな主婦友人をつくっている。

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