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渡邉哲也「よくわかる経済のしくみ」

中国、海上浮動式原発を日本近海に建設の可能性…トランプ訪問前に韓国を取り込み米国を牽制

文=渡邉哲也/経済評論家

 そもそも、中国原発建設を急拡大させており、「30年までに100基以上の原発を稼働させる」としている。この計画が完遂すれば、中国はエネルギーに関しては輸入の必要がなくなるどころか輸出大国に変わる可能性もある。

 そして、それは同時にドルを中心としたアメリカ型支配体制からの脱却を意味することになり、既存の体制を大きく転換させる行為であるともいえる。もちろん、資源輸出国であるロシアなどは、中国がエネルギーにおいても覇権を拡大させることを望んでいない。

 習近平国家主席は、先の中国共産党全国代表大会で「海洋強国の建設を加速させる」「49年の建国100年までに社会主義の現代化強国を築く」というビジョンを示しているが、これらの動きも、その一環といえるのではないだろうか。
(文=渡邉哲也/経済評論家)

渡邉哲也/経済評論家

渡邉哲也/経済評論家

作家・経済評論家。1969年生まれ。
日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務し独立。複数の企業を経営、内外の政治経済のリサーチや分析に定評があり、政策立案の支援、雑誌の企画監修、テレビ出演等幅広く活動しベストセラー多数、専門は国際経済から金融、経済安全保障まで多岐にわたり、100作以上の著作を刊行している。

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