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『奥様は、取り扱い注意』、テーマ「強姦」で物議を醸す…犯人見逃す結末に疑問続出

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『奥様は、取り扱い注意』公式サイトより

 綾瀬はるかが主演を務める連続テレビドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)が8日、折り返しの第6話が放送された。平均視聴率は12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、前週記録した同ドラマ最高の14.5%から1.6%ダウンとなったものの、6週連続で2ケタ台をキープと好調だ。その一方で、第6話では非常に重いテーマを取り扱った物語が展開され、インターネット上で物議を醸している。

 主人公・伊佐山菜美(綾瀬)は夫・勇輝(西島秀俊)と結婚後、セレブな専業主婦として暮らしているが、実は元“特殊工作員”だったという秘密を抱えている。夫はもちろん、主婦仲間・大原優里(広末涼子)や佐藤京子(本田翼)にも過去を隠しつつ、町内で起きるさまざまなトラブルを解決していくというストーリーの『奥様は、取り扱い注意』。高視聴率を裏付けるように、ネット上でも毎週楽しみにしている視聴者の声が確認できる。

 そんな第6話のストーリーはというと、菜美がフラワーアレンジメント教室で知り合った吉岡冴月(酒井美紀)から、町の広報誌の取材を申し込まれることに。当日、冴月の家を訪れると、玄関前には同じフラワーアレンジメント教室に通う藤村靖子(芦名星)と加藤千尋(原田佳奈)の姿が。冴月の帰宅が遅れるとのことで、菜美は2人に促されるままに家に上がったが、リビングでは冴月の夫・達郎(竹財輝之助)が亡くなっていた。

 現場の状況から、菜美はこれが殺人事件であることと、自分は犯人の“アリバイ作り”に利用されたと推察。マスコミは事件を“痴情のもつれによる殺人”だと報じ、冴月に疑いの目が向けられるようになったが、菜美はほかにも犯人がいるとにらんでいた。そして、ついに“真犯人”にたどり着いたとき、かつて達郎がおそろしい悪事を働いていたことが明らかになるのだった……。

 ネットユーザーの一部には「気持ち悪い」「不快」と訴え、視聴を中断する者もいたようだが、達郎の餌食となった女性たちが“デートでレストランからバーへ行き、気付いたら彼の部屋で襲われてしまった”などと語ると、「でも、少しは好意があったからデートしたんだよね?」「バーまで行くくらい楽しんでたなら、油断した女性にも落ち度があるのでは?」といった反発の声も。

 これと似たようなもので、「ミニスカートを穿いている女性は痴漢されても仕方がない」という意見を見聞きした経験がある人も少なくないだろう。しかし、当然ながらミニスカートをがいている女性は痴漢されてもいいわけではないし、同じように“バーに行った”イコール“性行為に合意した”ことにはならない。ネット上にも、「『バーについて行った女も悪い』と思ってる人がいるのが怖い」との声がある。もちろん自衛は必要だが、社会には理性が求められるのだから、暴行や痴漢の被害者(それが男性の場合でも)は責められるべきではないはずだ。

 ところで、同ドラマは毎回、菜美が悪者をきちんと成敗してきたが、今回はなんと犯人を見逃す展開で終わった。理由は、菜美が犯人に同情したから……。もちろん、私だって達郎の卑劣さは許せないし、被害にあった女性たちに寄り添いたい気持ちもある。が、理由があれば殺人を犯してもいいのかというと、それは違うだろう。難しい問題ではあるけれど、こんな中途半端な結末にするくらいなら、レイプをテーマに用いること自体をやめるべきだったのではないだろうか。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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