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『おんな城主』市川海老蔵の“サイコパス信長”が伏線回収、直虎もようやく表舞台へ

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『おんな城主 直虎』公式サイトより

 柴咲コウが主演するNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の第45回が12日に放送され、視聴率が前回より0.7ポイントダウンの10.7%だったことがわかった(ビデオリサーチ調べ、関東地区平均)。残り話数や話の流れ的に、派手な見せ場や誰もが知る歴史的な事件などが描かれるようには見えないことから、ここまできてライトな視聴者層がさらに離れてしまったのかもしれない。

 今回は、徳川家康を語る上で外すことができない「徳川信康自刃事件」がテーマとなった。家康の正室である築山殿と嫡男の信康が、織田信長の命によって粛清されたとされる史実的にも有名な事件である。この事件に関しては謎も多く、真相については諸説あるが、今回は自分になびかない信康(平埜生成)を信長(市川海老蔵)が快く思わず、偽りの罪状を突き付けて徳川家に処断を迫ったとの解釈で描かれた。

 この信長がいい意味でぶっ飛んでいた。登場のシーンからして、白い小鳥を手に乗せてかわいがっていたかと思いきや、火縄銃を手にして撃ち殺すというサイコパスぶりを発揮。また、家康の使者として安土城を訪ねた酒井忠次(みのすけ)との対面シーンは圧巻の一言。赤を基調とした部屋に赤いろうそくの炎が揺らめき、その奥に設けられたひときわ高い玉座に座る信長。びっしりと金色の刺しゅうが入った白の衣装に同じく金刺しゅう入りの白いマントを羽織り、氷のような視線で忠次を見据える。玉座の後ろからはまばゆいばかりの光が差し、ここだけが神々しさと悪魔的なまがまがしさが一体となった異空間となっていた。声を荒立てることなく、徳川家への不信感を淡々と言い立てるのも恐ろしい。時には卑怯な手を使ってでも徳川家のために尽くしてきたクセ者の忠次も信長の前にはまったくの無力で、「徳川が生き残るためには信康を処断するしかない」と判断せざるを得なかった。

 ネット上にも「あんな論理が曲がり切ったことしてるのに、それを有無を言わせず通すのは、海老蔵さんじゃなきゃ演じられない」「信長様たまにしか出てこないのに存在感あり過ぎ」「市川海老蔵信長はけっこうハマっていると思う。信長という人間の不気味さをよく現している」「断れば何をされるかわからない存在感」など、海老蔵演じる極端に誇張した信長像がストーリーの中で効果的に生きていると指摘する視聴者の声が多くみられた。

 家康は結局、無実であるとわかっている信康を、徳川家存続のために処罰することを決意。賢明な信康はすべてを悟りつつも、「必ず戻って来る」と家臣たちを励ました。だが、その場にいる誰もが真実を知っている。信康の首と引き換えに徳川家の安泰が守られるのだ。この場面に万千代と直虎が居合わせたのは意味深い。

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