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任俠山口組・織田絆誠代表宅に家宅捜索が! 竹内照明・弘道会会長は3度の逮捕を経てやっと釈放

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京都府警が家宅捜索に入った神戸区長田区にある織田代表の自宅

 今年9月、名古屋市中区錦の飲食店から「みかじめ料」を微収していた疑いがあるとして、暴力団排除条例違反容疑で3回の逮捕が繰り返されていた六代目山口組若頭補佐で、三代目弘道会・竹内照明会長が約60日ぶりに釈放された。逮捕当初から弘道会のトップがみかじめ料の微収に関わっているとは考えられないとみられていただけに、当局による執拗な逮捕劇については、関係者の間でも訝しむ声が強かった。そうした一方で、こんな声も上がっている。

「今回、竹内会長を含む6人は釈放されたが、一緒に逮捕されたうちの3人は起訴されている。なかには4度目の逮捕となった弘道会系の会長もいるのだ。今後、みかじめ料といった守り代の徴収は、シノギとして割が合わなくなっていくだろう」

 この関係者が言うには、数万円のみかじめ料をもらったばかりに、数年前まで容疑を遡られ逮捕・起訴されていては割に合わないとのことだ。犯罪に効率性を求めるとはヤクザならではの言い分ではあるが、偽らざる本音なのだろう。

 竹内会長が社会へと復帰を果たした11月10日、神戸では京都府警による家宅捜索が行われた。一部紙面でも報じられているが、府警が向かった先は、任侠山口組の織田絆誠代表宅であった。

 一般的に、ヤクザの家宅捜索程度で話題になることはそうそうない。ヤクザである以上、「それくらいで済むなら、いくらでも構わない」という感覚があるからだ。だが今回の京都府警による家宅捜索は、マスコミ関係者のみならず業界関係者の間でも注目されていたという。

 その理由は、京都市内の不動産会社社長失踪事件という重大事件に織田代表が関与している疑いを京都府警が持っているからだというのだ。

 一部メディアで報じられているが、この失踪事件は2013年3月27日に京都府内で発生した。当初から失踪した社長は何者かに車で拉致されたのではないかといわれ続け、安否についても不安視されている。この間、京都府警ではさまざまな角度から、また情報提供を受けての捜査を進めていたが、事件の解明につながる手がかりは見つかっていないとされていた。

 それが突如、失踪した社長を拉致した際に使用された車を盗んだ事件に関与した疑いが強まったとして、任侠山口組系組長を逮捕したのだ。さらに今回、逮捕監禁容疑の関係先として、織田代表宅へ家宅捜索をかけた。ある新聞記者は「それには理由がある」と語る。

「逮捕監禁の公訴時効が5年なので、京都府警としても事件を迷宮入りさせるわけにいかないと考えているのではないでしょうか。時効を迎える前に、確証が掴みきれぬなかで“本丸”に踏み込んだと考えられます」

 この記者によれば、10月中もしくは11月に入ると、不動産会社社長失踪事件について京都府警が動き出すのではないか、と前々から話に出ていたというのだ。また、あるヤクザ組織の幹部はこのように話している。

「7月末には、実在する警視宛に出されたという匿名の告発文が出回っていた。怪文書の類かもしれないが、内容は詳細に記されていたといわれている。事件を解明させようとする勢力が、犯人に近いところにも存在しているのではないか」

 しかし、同事件について現時点では、物的証拠もなければ事実を解明できるような証言も出ていないという。そうした背景からして、一気に何かが動き出すという可能性は極めて低いとみられる。

 このようななかにあっても、任侠山口組の勢力拡大は続けられている。家宅捜索が行われた翌日の11日。任侠山口組系列に新たなる組員の加入があったことが通知されたという。また一説には近々、新しく直参に昇格する人物がいるという噂もある。当局の目が向けられようとも、組織強化をやめない織田代表の求心力に変化はないようだ。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう) 元山口組二次団体最高幹部。所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任俠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)。最新刊は『尼崎の一番星たち』(同)。

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