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北朝鮮の特殊部隊、2000人以上が日本潜入の可能性…原発や東京を攻撃も

文=深笛義也/ライター
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中国、軍事力増強で尖閣諸島奪取や台湾侵攻も

 そして、仮に戦争状態になれば、北朝鮮は日本にミサイルを撃ち込んでくる可能性も十分にある。

「日本に飛んでくるミサイルは高度400~500kmくらいですから、現在の防衛システムでほぼ迎撃することができます。ただ、一気にたくさん撃ち込まれたら、すべて撃ち落とすのは無理でしょう。

 9月に北海道の襟裳岬の上空を飛んでいったミサイルは、高度750kmくらいなので迎撃できません。今回、ドナルド・トランプ大統領の売り込みで買うことになった『イージス・アショア』に、今年2月に実験に成功した迎撃ミサイル『SM3』の改良型を搭載すれば、迎撃範囲(高度)が1000km以上なので撃ち落とすことができます。

 しかし、日本に導入されるのは2023年ですから、18年に米朝間で衝突があれば間に合わない。アメリカ本土まで届くICBMの場合は、イージス・アショアでも撃ち落とせません」(同)

 有事の際に気になるのが、中国の出方だ。日本が非常時に陥ったとして、中国はどう動くのだろうか。

「南シナ海では、満潮になったら沈んでしまうような小さな岩にまで中国が乗り込んで人工島を建設して、領有権を主張するということをやっています。いずれも、フィリピンの国内が混乱していたり、ベトナムがカンボジアと紛争したりしているときを狙っているのです。

 日本が北朝鮮の対応に追われているときに中国が尖閣諸島を奪いにくる可能性は、十分にあるでしょう。アメリカは『尖閣が日米安保条約の適用対象となる』とは言ってはいるものの、北朝鮮問題で中国を頼りにせざるを得ない状況で、日米共同で防衛するような強い態度に出られるかどうか。

 今、中国の軍事力は著しく増強されていて、空軍は15年後くらいに日本の航空自衛隊の3倍ほどの規模になります。そうなれば、中国の台湾侵攻もあり得るくらいです」(同)

 危機に取り囲まれている日本。視野を広げて、あらゆる可能性を見据えた議論が必要だろう。
(文=深笛義也/ライター)

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