NEW

視聴率4%台突入の『明日の約束』、井上真央の見事な演技が視聴者から拒絶される

【この記事のキーワード】

, , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
明日の約束 | 関西テレビ放送 カンテレ」より
 井上真央主演の連続テレビドラマ『明日の約束』(フジテレビ系)が、本気で窮地に追い込まれている。11月21日に放送された第6話の平均視聴率が4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、ついに5%台からも転落してしまったのだ。


 井上は約2年ぶりに連ドラ主演を務める今作で、高校のスクールカウンセラー・藍沢日向を演じている。バスケットボール部に所属していた1年生・吉岡圭吾(遠藤健慎)の“不可解な死”の真相を探りながら、自身も“過干渉”な母・尚子(手塚理美)との関係に苦悩する……という難しい役どころだ。

 亡くなった圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)は、当初から「息子の死の原因は学校側にある」と主張しており、第6話では日向にも責任を追及した上、訴訟の準備を進めていた。

 一方、バスケ部では顧問・辻哲哉(神尾佑)に続き、キャプテン・長谷部大翔(金子大地)が何者かに襲われるという事件が発生。のちに、日向は“犯人”にたどり着いたものの、その人物は“最後のターゲット”に制裁を下すためにゆくえをくらませてしまうのだった……。

 第3話以降、視聴率5%台を推移してきた今作だが、物語が盛り上がってきたはずの第6話で、残念ながら4%台に突入してしまい、いよいよ“打ち切り”も懸念される。

 井上は2015年に主演したNHK大河ドラマ『花燃ゆ』も“大コケ”し、全話平均視聴率12%で、12年の『平清盛』に並ぶ大河史上ワーストタイを記録してしまっていた。かつて『キッズ・ウォー~ざけんなよ~』(TBS系)や『花より男子』(同)などの人気シリーズで活躍した井上も、もはや“低視聴率女優”の仲間入りをしつつある。

 とはいえ、井上の演技が悪いとは思わないし、今作では、むしろ日向の“影”のある感じはよく出ている。つまり、井上は求められるキャラクターを見事に演じているものの、そもそも制作側が井上に求めているもの自体が視聴者に求められていないのではないか。暗い脚本も、日向の複雑な立場や境遇も、見ていて気持ちの良いものではない。

 重めのドラマを好む層もゼロではないにしろ、ここ最近のドラマを思い返しても、今年4月期の『母になる』(日本テレビ系)や、7月期の『ごめん、愛してる』(TBS系)といったシリアス系の作品は数字的にも評判的にも、いまいち盛り上がらずに終わっていった。

 逆に、16年の『逃げるは恥だが役に立つ』(同)が一大ブームを巻き起こしたことを考えると、やはり明るいドラマのほうが受け入れられやすく、途中からでも見やすいために視聴率も右肩上がりになるのではないか。

『明日の約束』の視聴者として「つまらない」とは思っていない私も、友達に対して気軽に「おもしろいから見て!」とは言いづらい。しかも、第6話で日向の恋人・本庄和彦(工藤阿須加)の“闇”も見えてきたし、彼が日向と尚子の関係性に口出ししてきたことで、今後はますますヘビーな展開が予感される。

 このように他者におすすめしづらいドラマは、視聴率下降の一途をたどるしかないのかもしれない。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

視聴率4%台突入の『明日の約束』、井上真央の見事な演技が視聴者から拒絶されるのページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、ドラマ井上真央明日の約束視聴率の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!