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上野と足立区がホットスポット化…新宿と渋谷に迫る賑わい

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上野動物園(「Wikipedia」より/Kakidai)

 日本経済を牽引してきた東京。なかでも、新宿・渋谷といった山手線の西側エリアの街は多くのヒト・モノ・カネが集まった。戦後の東京は街が西へ西へと拡大し、街の賑わいは西高東低という状態が長らく続いた。近年、そうした勢力図に地殻変動の動きがみられる。

 まず、東京の“東側諸国”に分類されるエリアで反撃の狼煙をあげたのは北区・赤羽だ。赤羽は埼玉の玄関口として知られる。そのため、埼玉都民の街という認識が強かった。駅前から続く商店街では、昼間から飲んだくれるオッサン連中がたむろし、そうした雰囲気が都民から敬遠される要因になってきた。

 近年、そうしたオッサン御用達の立ち飲み屋に、若者も盛んに出入りするようになっている。その背景には、通称“センベロ”の店が多いことが挙げられる。センベロとは、1000円でベロベロに酔っぱらうこと。センベロの居酒屋が多いということは、赤羽はコストパフォーマンスのよい街ということになる。

 デフレ社会が深刻化し、賃金が上がらないのだから、少しでも支出は抑えたい。そんな世相が赤羽人気を後押しした。

 次に続いたのが、北千住だ。2005年につくばエクスプレスが開業。北千住は交通の便が格段に向上した。加えて、08年には小田急ロマンスカーMSEが北千住駅発着となり、北千住駅から特急列車で箱根方面に直行できるようになった。

 北千住は足立区の中心だったが、これまでは足立区というイメージが負の作用をもたらしていた。近年、足立区は大学誘致を積極的に進め、北千住界隈には大学が集まるようになった結果、北千住は文教都市の雰囲気を放つ街へと変貌を遂げている。大学が集まれば、当然ながら街に若者が行き交う。これが街全体に新陳代謝を促すことにつながり、北千住、ひいては足立区全体の活性化につながった。

 北千住の成功が注目を集めると、“イースト東京”のオシャレタウン化は加速。高層マンションが立ち並ぶようになった清澄白河では、サードウェーブコーヒーの代表格でもある「ブルーボトルコーヒー」の日本初上陸。いまや、コーヒーの聖地とまで形容される。また、築地市場の移転先と耳目を集める豊洲でも、06年にオープンした「アーバンドック ららぽーと豊洲」を核にタワーマンションが取り囲む。

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