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早くも『刑事ゆがみ』ロス広がる…こんなに視聴者を惹きつけるドラマはシリーズ化すべきだ

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『刑事ゆがみ』公式サイト(「フジテレビ HP」より)

 浅野忠信主演の連続テレビドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)第8話が11月30日に放送され、平均視聴率6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、第7話で記録した5.9%から0.9ポイント回復。相変わらず1ケタ台が続いているものの、インターネット上には「あと2話で終わっちゃうなんて寂しい」などと、早くも“ロス”を訴える声が続出している。

 破天荒な刑事・弓神適当(浅野)と、その相棒・羽生虎夫(神木隆之介)という凸凹コンビが、難事件を解決していく同ドラマ。刑事バディものでは、『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)が絶大な支持を誇るが、『刑事ゆがみ』には「新世代の『相棒』って感じ」といった声も寄せられている。

 というのも、同ドラマにはあちこちに“今っぽい”要素が散りばめられているのだ。たとえば、若き刑事・羽生はインスタグラムで自分の人物像を“盛って”見せているようなキャラクターだったり、それこそ第7話ではインスタなどSNS文化から需要が生まれた「リア充代行サービス」が絡む事件が描かれたりもした。

 また、第8話は元窃盗犯のキャバクラ嬢・猿渡愛実(市川由衣)の転落死の裏に、実は高齢者を狙った詐欺事件が関わっていた……という内容だったが、今回はそこに「高齢者の孤独」や「高齢者が詐欺に加担する」といった、実際に現代社会で起きている問題が盛り込まれていた。フジテレビがこうした時事問題を描こうとすると、いつも“無理やり感”が強くなりがちだが、同ドラマにはうまく馴染んでいる。

 一方で、同ドラマの持ち味は奔放さにもあると思う。刑事のくせに平気で不法侵入するような弓神のキャラもそうだが、第7話では、テレビ朝日系で現在放送されている連ドラ『オトナ高校』のネタをセリフに起用するといった遊び心を披露し、ネット上の話題を集めた。さらに第8話には、ゲームやアニメで知られる『イナズマイレブン』(レベルファイブ)の人気キャラが登場する一幕もあった。

『オトナ高校』ネタは、同ドラマで主演を務める三浦春馬と、『刑事ゆがみ』の神木が同じ大手芸能事務所・アミューズに所属しているという背景もあるのだろうが、『イナズマイレブン』とのつながりは不明だ。それでも、レベルファイブの公式ツイッターがコラボの告知をしていたこともあって、ドラマにキャラが登場した際にはネットが沸いた。

『刑事ゆがみ』は、このようにして視聴者およびネットユーザーを上手に惹きつけている。フジテレビのドラマは今期も軒並み視聴率不振だが、同ドラマに関しては、数字はともかくとして、ネガティブな声が少ない。このチャンスを生かし、今後は『刑事ゆがみ』を『相棒』のようにシリーズ化するのもひとつの手かもしれない。ただそれも、フジテレビ自体の評判を踏まえた上で、浅野や神木がフジを相棒に選んでくれるかどうかによるが。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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