NEW

最終回の『オトナ高校』ロス広がる…なぜ、これほどまでに視聴者の共感を得るのか?

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
土曜ナイトドラマ『オトナ高校』|テレビ朝日」より
 三浦春馬主演の連続テレビドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)は、30歳以上の童貞や処女が国の教育機関「オトナ高校」で初体験を目指して奮闘する物語で、一部のネットユーザーなどから支持を得ている。そんななか、12月2日に放送された第7話は、きっと人々の多くが経験したことがあるであろう“失敗”の数々が描かれた。


 同ドラマの主人公・荒川英人(三浦)は、第6話で園部真希(黒木メイサ)に人生初の告白を決行。しかし、真希の返事を聞く前に、彼女とオトナ高校の教師・姫谷さくら(松井愛莉)の2人から同じ日曜の夜に食事に誘われた英人は、こっそりデートをダブルブッキング。どちらかとうまくやって童貞を卒業しようという、なんとも愚かな選択をしたのだ。当然、そうした英人の考えは通用せず、真希とさくらが鉢合わせに……。

 その後、真希が英人に同棲を持ちかけるといった急展開を迎えるも、やはり問題が続出。英人は真希の手料理を採点したり潔癖症な面を押し付けたりし、そこに彼女への気遣いはなかった。

 一方で、真希も英人への不満を募らせながら、彼の上司でやはり童貞の権田勘助(高橋克実)に相談した結果、“勝負下着”を身に着けてみることに。ところが、今度は英人が“手を出していいのか”わからなくなり、オドオドしてしまうのだった。

 英人は極端に見えるものの、同じような体験をしたことのある人もいるのではないだろうか。初めて他人と交際や同棲をしたとき、相手に対して「あれ? 思っていたのと違う……」と、勝手に理想と現実のギャップを感じてしまったり、「自分にとってあり得ないことを相手が平気でしている!」などとショックを受けたり……。

 今回、英人と真希の間に「バスタオルの洗濯頻度」の違いが発覚したのなんて、まさに“同棲カップルあるある”だと思われる。また、それがきっかけで気まずくなるのも“あるある”だろう。

 さらに、英人が脱・童貞を熱望するあまり、真希の一挙一動に「これはOKサイン?」とか、逆に「試されているのかもしれない……」などと考えすぎてしまうのも、身に覚えがある男性はいるはずだ。もちろん女性だって、同じように「これは誘われている……?」なんてソワソワした、どこか甘酸っぱい記憶がある人も少なくないだろう。そして、その結果「失敗したな……」と、へこんだ思い出も。

『オトナ高校』は、そんな誰しもに覚えがある“不器用な自分”を突きつけてくるので、見ていてとても恥ずかしくなる。しかし、だからこそ共感でき、「英人、がんばれ!」と応援したくなるのかもしれない。

 ドラマは12月9日放送分で最終回となるが、ネット上では「終わってほしくない」「来週から何を見ればいいのか」「共に成長できた」などと惜しむ声が続出している。

 英人は無事に「オトナ」になれるのか。そして、オトナ高校に通った彼らには、童貞や処女を卒業すること以上に大事なものを見つけてほしいものだが、果たして……。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

最終回の『オトナ高校』ロス広がる…なぜ、これほどまでに視聴者の共感を得るのか?のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、オトナ高校ドラマ三浦春馬の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!