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米山秀隆「不動産の真実」

シングルマザー移住者を、金銭支給と仕事提供で呼び込むまち

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 さらに、職人や芸術家の移住を支援するため、14年には移転して使わなくなった中学校の校舎に、レンタル工房施設である「竹田総合学院」を開設した。竹田市にはこれまでに250人以上が移住したが、その多くが40歳代までと若く、仕事は農業、観光のほか、竹工芸や陶芸などの職人や芸術家となっている。こうして竹田市では、伝統工芸職人や芸術家へのサポートが充実したまちというイメージが定着した。

島根県江津市のビジネスプランコンテスト


 江津市は島根県西部に位置し、島根県内の自治体のなかでも早くから人口減少、高齢化が進行してきた。空き家バンクを通じた移住受け入れに熱心に取り組み、空き家の利用実績はこれまで250件以上にのぼる。

 リーマンショックの前後には地場産業の衰退や誘致企業撤退などにより、多くの雇用が失われた。そこで江津市では、これまでの定住支援の実績を活かし、新たな雇用創出策を検討することになった。そこで出てきたアイディアが、江津市で起業するビジネスプランのアイディアをコンテスト形式で募るというものであった。

 10年から開催され、これまで、若者と地域企業をつなぐインターンシップ事業、竹炭を使った鶏卵づくり、家具のデザイン・制作、江津産の大麦や県内産の米・麹、ゆずなどを使ったクラフトビール製造など、地域密着のビジネスプランが実現された。受賞者の活動を見て移住してくる人や、おもしろそうなまちだと移住してくる人が増えるなどの波及効果も生じるようになり、江津市には、意欲の高い移住者が集まってくるようになった。

島根県浜田市のひとり親の呼び込み


 浜田市は島根県西部に位置するが、14年5月に日本創成会議(増田寛也座長)が発表したいわゆる「増田レポート」で「消滅可能性都市」とされたことで危機感が高まった。これに対応するため、市の女性職員有志によるプロジェクトが立ち上げられた。

 そこで出てきた提言のなかに、ひとり親に対する支援の充実があったが、他方、浜田市では介護職の人材が足りないという問題を抱えていたことがあり、この2つを組み合わせるアイディアが浮かんだ。すなわち、ひとり親の移住者を募集して、介護サービス事業所の職を紹介した上、養育費支給など手厚い支援を行うというものである

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