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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

蓮舫議員、「二重党籍」だった…希望の党入りを画策→断念して立憲民主に、もはや思想ゼロ

文=神澤志万/国会議員秘書

 蓮舫議員の移籍に関しては、民進党への離党届より先に立憲民主党への入党届が承認されたため、一時的に「二重党籍」になっていました。その後、1月10日に民進党への離党届が受理されましたが、離党に際しては誰からも慰留されず、引き留める電話すらなかったそうで、本人は「みんなひどい!」と愚痴っていたようです。そもそも、代表を務めていたときに自身の二重国籍問題で党の信用を失墜させたことが民進党の迷走を加速させたにもかかわらず、です。

 また、蓮舫議員は最初は希望の党に行こうとしていたようで、実際にアクションも起こしていました。しかし、野田さんが排除されたためにあきらめたそうです。もはや、思想も何もあったものではありません。

 一方、希望の党はすっかり支持率が落ちて存在感が薄くなりました。民進党と統一会派を結成すれば野党第1党になる計算ですが、党内での協議が決裂している状況です。あれだけの逆風のなか希望の党公認で当選した議員たちは「実力者揃い」といわれており、強気な方が多いらしいですからね。今後も、このゴタゴタを永田町から伝えていきます。

 ちなみに神澤は、個人的には完全無所属だった中村喜四郎衆院議員の無所属の会への会派入りのほうが気になっています。中村議員は逮捕・懲役の前科というハードルがありながらも当選14回で落選経験がなく、「選挙の神様」ともいわれています。新人秘書はよく「中村喜四郎の選挙を間近で見て学んでこい!」と言われるほど、ものすごく組織がしっかりしている後援会があるのです。

 しかし、完全無所属では質問の時間ももらえず、メディア嫌いでも有名なので、国会では姿を見ることもまれでした。その中村議員が会派に所属するということは、質問する姿を見られるかもしれないということです。国会女子たちは、今からワクワクしています。

 冬季オリンピックまで、もう少しとなりました。安倍晋三首相の開会式の出席問題、北朝鮮のミサイルや韓国の従軍慰安婦問題への対応など、内政も外政もいろいろありそうですね。

 今年もよろしくお願いします。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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