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西部邁さん、亡くなる直前の最後の足取り

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西部邁(日刊現代/アフロ)

 テレビ朝日系の討論番組『朝まで生テレビ!』などで保守派論客として知られた評論家・西部邁さん(享年78)が先月21日早朝、東京都大田区の多摩川で入水して亡くなり、大きな波紋を呼んだ。自殺の上での溺死とされた。

 保守の重鎮の衝撃的な最期は世間の関心を呼んだが、警視庁は積極的に広報しなかったため、入水自殺の詳細は不明のまま。先月25日発売の「週刊新潮」(新潮社)が、西部さんが亡くなる前日夜に長女とともに文壇バーを訪れ、ウォッカをストレートで4、5杯飲み、深夜0時ごろに店を後にして行方不明になったと伝えているくらいだ。

 西部さんの知人によれば、「この文壇バーは新宿にあるなじみの店で、西部さんはその日、2軒ハシゴしていました」という。“最後の晩餐”はハシゴ酒だったようだ。

 その後はすでに各メディアで報じられているとおり、新宿から移動して多摩川へ身を投じた。西部さんの40代長男から21日午前6時40分ごろに「父が多摩川に入った」と110番通報があり、駆けつけた警察官が西部さんを救出したが、約2時間後に搬送先の病院で死亡した。現場には遺書が残されていた。

 西部さんは病院で看取られるのを嫌い、自殺願望を持っていたことはすでに報道されているとおりだが、自ら命を絶つ方法が「川での入水」だったことも、前出と別の知人によれば「西部さんらしい」という。

「西部さんはもともとは左派で、東大在学中の1960年安保闘争では指導的役割をまっとう。その翌61年、左翼過激派と決別して以降、保守派に転じています。左から右へ思想的立場を変えた経験からか、生前は保守派でありながら、左派と議論するのも好きでした。対峙する相手を拒絶する人ではなかったんです」

 西部さんは実は、海や川が大嫌いだったという。

「自宅の住居を探す際も、必ず海沿いや川沿いは避けていたほどだと聞きます。にもかかわらず、敬遠していた川に身を投げたところに彼らしさを感じて……」(別の知人)

 苦手な場所にあえて飛び込んで命を絶ったようだ。
(文=編集部)

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