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テレビ制作現場のトンデモ実態!臆測でクイズ作成、ロケ先で横柄、書類偽造…

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「Thinkstock」より
 1月29日、情報番組『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)のADが、日本相撲協会に申請する映像使用許可の書類を偽造していたことが発覚した。同協会の受付時間を過ぎていたため許諾が間に合わないと判断したそのADは、過去の書類をもとに自らつくり、許諾を得たように見せかけたと説明している。


「現段階で明らかにされているだけでも計3回、相撲協会の許諾を得ずに映像が放送されていたようです。ADは『“アシスタント”ディレクター』とは呼ばれていますが、そうした映像だけでなく道路使用や店の撮影、カメラに映り込んだ人の顔出しなど、さまざまな許可取りが仕事のひとつです。

 さらには、カンペの作成やタレントの弁当の手配、最後は編集された番組のテープをテレビ局に納品してオンエアに備えるなど、意外と重要な任務なのです。そんな、いわば“陰の心臓部”ともいえるADがこうした不祥事を繰り返していたとなると、番組づくりは根底から崩壊してしまいます」(テレビ業界関係者)

 関係者への取材を進めるうちに、業界内ではテレ朝以外でも同じような問題が起きていることが明らかになってきた。たとえば、ADによる写真の使用許可をめぐる不祥事だ。

「写真は映像よりも使う側の意識が低い。現在は『ゲッティ イメージズ』や『アフロ』などのサービスを使ってイメージに合う写真を購入していますが、どうしても見つからない場合、切羽詰まってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上にアップされた一般ユーザーの撮影写真を無断使用するケースも多いです。後になってそれがわかり、撮影者に謝罪することもあるのです。

 今回問題になったADも言っていたようですが、その理由は『時間がないため』。そもそも、こんなことは氷山の一角ですよ」(同)

 そういった確認漏れやイージーミスは枚挙に暇がないという。「お店紹介の際にテロップでまったく別の店の電話番号を表示してしまい、視聴者、さらにはどちらの店からも激怒された」「あるお店取材でロケ先に訪れた番組スタッフの態度があまりに横柄だったことから、その番組だけ長い間、街ぐるみで取材がNGになっていた」といった問題が起きたこともあるという。

 続いて「クイズ番組でこんなことがあった」と語るのは、在京テレビ制作会社のスタッフだ。

「クイズ番組の問題を専門的に作成する“クイズ作家”もいますが、こうした問題作成は、放送作家の卵が修業のためにすることが多いです。しかし、彼らが持ってくるクイズ案は、どうしてもテレビ的なおもしろさが優先されてしまうため、マユツバもののエピソードや出自が曖昧なものも多い。

 民放のクイズ番組であれば、事実かどうかをプロデューサーもチェックするのですが、たとえばBSのクイズ番組の場合は意識が緩慢になっていることもあるため、そのままスルーされてしまうこともあります。収録直前になって初めて、その情報がある雑誌の臆測だったことがわかり、大ごとになったこともあります」(在京テレビ制作会社のスタッフ)

 多忙を極めるテレビ番組制作の現場は、想像以上に雑然としているようだ。視聴者のテレビ離れが叫ばれるなか、復権のためには細々とした業務を粛々とこなし、小さな信頼を積み重ねていく以外にないのだが、果たしてどうだろうか。
(文=編集部)

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