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『BG』は致命的に展開がヒドい…キムタク活躍ドラマが突然に絆物語化で違和感しかない

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『BG~身辺警護人~』公式サイトより

 2月15日に放送された連続テレビドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)第5話の平均視聴率が、14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。木村拓哉主演で、ほかのキャストも豪華なことから注目を浴び、初回は15.7%の好スタートを切ったが、第3、4話は2週連続で13%台を推移していた。それが今回、わずかではあるが回復した。

 同作では、主人公のボディーガード・島崎章(木村)が、さまざまな依頼人と向き合い、一筋縄ではいかない任務に挑む姿が描かれる。島崎はかつてプロサッカー選手・河野純也(満島真之介)のボディーガードを務めていたが、これまでその経歴を隠して民間警備会社・日ノ出警備保障の“新人ボディーガード”として勤務していた。

 今回、河野が日ノ出警備保障に依頼を持ちかけてきたことで、島崎の過去に何があったのかが明らかになる。島崎は当時、空港で河野の警護をしていながら、事故に巻き込まれそうな子どもたちに気づき、とっさに河野の側を離れてしまった。その結果、子どもたちの無事と引き換えに、河野が怪我を負ってプロを引退していたのだ。

 島崎は第3話で、人気タレント・かのん(三吉彩花)の誘拐事件に関する任務を担当していた際も、犯人の指示に従って依頼人である芸能事務所社長・坂東光英(西村まさ彦)から離れるシーンがあった。「ボディーガードとして、依頼人の側を離れるなんてあり得ないだろう」と思わされたが、河野の時も同じだった。島崎は、河野の件を引きずってボディーガードを一度辞めたという設定のようだが、まったく成長していないわけだ。

 また、高梨雅也(斎藤工)を除く日ノ出警備保障の同僚たちは、今回初めて、実は島崎が新人ボディーガードではないことを知った。その直後、菅沼まゆ(菜々緒)はいらだちをあらわにし、沢口正太郎(間宮祥太朗)も態度を変えたが、なぜあんなに不快感を示したのかがわからない。「そうだったんですね! いやぁ、何かおかしいと思ってたんですよ」くらいのノリで済むのに、彼らはめちゃくちゃ動揺していた。

 信頼関係という部分で「黙っていたなんてひどい」という思いでガッカリしたのかもしれないが、それもちょっと無理やり感が強い。なぜなら、このドラマはこれまで、島崎の活躍が目立つばかりで、ほかのメンバーとの絆を感じられる描写はほとんどなかったからだ。

 チームで協力して任務に取り組んではいたが、業務として当たり前のレベルでしかなく、お互いのプライベートが見えないまま距離感がある、ベタベタしていないチームだと思っていた。それなのに、急に「仲間なのに!」みたいな空気を出されて、視聴者としてはビックリである。

 もちろん、“絆物語”が悪いワケではなく、むしろ私はそういうのが見たかったのだが、チームの絆が芽生え、育まれる過程が大事なはずだ。それも無しに、唐突に仲間意識だけ主張されても、「なんだこの展開は……」と違和感しかない。しかし、次回からドラマの折り返しに突入するだけに、もっとドタバタな話になっていくことが予想される。視聴率は回復中でも、まだまだ安心できそうにない。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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