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難関化が進む都立中高一貫校、「本気で」合格狙うために必要な勉強量とは?

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東京都立白鴎高等学校・附属中学校(「Wikipedia」より/SANDO)

有名私立中高一貫校をしのぐ高偏差値が必要


 今年も2月3日に都立中高一貫校の適性検査が実施された。受検倍率は、一般枠募集の平均が5.61倍。前年度の5.65倍から0.04ポイント減少しているとはいえ、この高倍率は私立中学受験や高校受験の倍率の比ではない。

 学校別の倍率は、高い順に白鴎6.82倍、大泉6.80倍、両国6.13倍、小石川5.95倍、三鷹5.77倍、桜修館5.49倍、南多摩5.19倍、富士4.93倍、立川国際4.74倍、武蔵4.23倍。前年より倍率が増加したのは、小石川、白鴎、大泉、南多摩、武蔵の5校。特に白鴎は0.77ポイントアップと倍率の増加幅が大きかった。

『公立中高一貫校に合格させる塾は何を教えているのか』(おおたとしまさ/青春出版社)
 2011年には東京都の公立中高一貫校第1号である白鴎が1期生で5名の東大合格者を出し、「白鴎ショック」と騒がれた。2012年には都内の公立中高一貫校4校からあわせて14名の東大合格者が出た。都内の公立中高一貫校はさらに注目を集めることになる。

 その後も総じて見れば、都内の公立中高一貫校は着実に大学進学実績を伸ばし、2017年の大学入試では、東大に、小石川から14人、武蔵と大泉から各6人、都内の公立中高一貫校から合計で40人もの合格者が出ている。

 年々うなぎ上りで倍率が跳ね上がりそうなものであるが、実際にはそうはなっていない。無謀な「記念受検者」が減ったからだ。その分、受検者の本気度は上がっている。倍率は横ばいでも、難易度は上がる。公立中高一貫校が難関校化しているのだ。

 白鴎ショック直前の2011年入試と2017年入試における四谷大塚の結果偏差値(合格確率80%)を比べると、公立中高一貫校の偏差値が軒並み上がっていることがわかる(図1)。

図1 都内の公立中高一貫校 偏差値

 2017年の偏差値を見ると、小石川で男女ともに64。これは同日に入試を行う、慶應義塾中等部(男子)、神奈川御三家の浅野、人気女子校の鷗友などに匹敵する難易度だ。同様に武蔵で男子61/女子64、両国で男子60/女子62。私立中高一貫校受験でも難関校の部類に入る偏差値帯。

 適性検査の問題は一般的な中学受験用の模試の問題傾向とはまったく違うため、四谷大塚の模試の偏差値は参考程度に見るべきだが、それでも公立中高一貫校が私立有名中高一貫校をしのぐほどに難関校化しているのがわかる。

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