ビジネスジャーナル > 社会ニュース > のん、攻め過ぎPR動画が話題沸騰  > 2ページ目
NEW

環境省、のん(能年)起用で「Non温暖化!」の攻め過ぎPR動画が話題沸騰

文=山田稔/ジャーナリスト
【この記事のキーワード】, , ,

節分に合わせて公開した狙いは?

 そもそも、COOL CHOICEとは何か。

 環境省のウェブサイトによると「関係省庁をはじめさまざまな企業・団体・自治体等と連携しながら、低炭素型の製品、サービス、ライフスタイルなど、地球温暖化対策に資するあらゆる賢い選択を促す国民運動」だそうだ。今回の動画は省エネ家電買い換え促進の一環として制作した。

 PR動画制作の狙いについて環境省の担当者に話を聞いた。

「世論調査で若年層の温暖化対策への関心が薄いという結果が出ましたので、SNSを活用した方法で対策の必要性を訴えるために動画制作に取り組みました。節分の時季に合わせて公開したのは、“鬼”という単語での検索でサイトに来てくれるのではという思いがありました」

 思惑通り、公開から5日後に再生回数が1万回を超え、2月7日に第3弾の公開となったわけだが、反響はどうか。

「第1弾、第2弾を公開して再生回数が1万回を超えたら第3弾を公開するとしていたのですが、予想よりも早く公開後5日でクリアしました。赤鬼を演じていただいた女優さんがかわいい、素顔がキレイといった感想をはじめ、さまざまな反応があります。これまで温暖化に関心がなかった層にも訴求できたとみています。目標は3部合わせて再生回数が10万回を超えてくれることです」(前出の担当者)

 出だしは順調。このままいけば再生回数10万回超のクリアも可能だろう。しかし、今回の動画は、SNSを使いこなしている若い世代には訴求力があるが、省エネ家電への買い換えという点では、「もったいないから壊れるまで使い続けよう」と考えがちのシニア世代、省エネ効果はわかっていても経済的余裕がなくて買い換えができない独居老人などへのアプローチは難しいのではないか。

「確かに、そこが課題のひとつです。シニア層の取り込みに関しては、自治体を通じた啓発活動、生涯学習講座などで訴えていきたいと考えています」(同)

環境省、のん(能年)起用で「Non温暖化!」の攻め過ぎPR動画が話題沸騰のページです。ビジネスジャーナルは、社会、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!