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ザギトワ、フィギュアのルールに一石…「得点主義」「フィギュアじゃない」と批判殺到

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女子フィギュアスケートで金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手(写真:ロイター/アフロ)
 平昌五輪は2月23日に女子フィギュアスケートのフリープログラムが行われ、ショートプログラム(SP)で首位だったアリーナ・ザギトワ選手(ロシアから個人資格で参加=OAR)が金メダルを獲得した。日本の宮原知子選手は4位、坂本花織選手は6位だった。宮原選手と坂本選手は共に初出場で、大健闘といっていいだろう。


 宮原選手は、昨年12月の第86回全日本フィギュアスケート選手権で合計220.39点で全日本4連覇を達成し、浅田真央氏が2006~09年に樹立した連覇記録に並んだ。宮原選手の演技については「安定感が抜群でミスが少ない」という評価が多く、ファンからは「安心して見ていられる」という声もある。また、「五輪で“魔物”が現れたらどうするか」と聞かれた際も「食べます」と頼もしいコメントを残している。

 一方、坂本選手は五輪直前に開催された18年1月の四大陸フィギュアスケート選手権で宮原を上回って優勝するなど絶好調。年々、点数がグングン伸びており、まだ17歳ということもあって「伸びしろが大きい」と期待されている。発言からは天真爛漫な性格が感じられ、17年の全日本選手権では「ビビりはまったくなかった」「“イケるんじゃね”って」などとコメント。ファンからは、「この子は大物になる器」という声も上がっている。

 そんな日本人選手の前に立ちふさがったのが、OAR(ロシアから個人資格で参加)のザギトワ選手とエフゲニア・メドベージェワ選手だ。15歳のザギトワ選手はSPで世界最高となる82.92点を叩き出し、合計239.57点で金メダルを獲得、メドベージェワ選手は同238.26点で銀メダルに輝いた。22日放送の『バイキング』(フジテレビ系)に出演したプロフィギュアスケーターの高橋大輔氏は、「日本人選手が平昌五輪でこのロシア勢を抜くのは難しい」と正直な意見を口にしていた。

 一方で、ザギトワ選手の演技プログラムにはSPの時点で疑問の声も噴出している。フィギュアでは技術点と演技構成点の合計点が競われるが、ザギトワ選手はジャンプの基礎点が1.1倍になる後半に難しいジャンプを集中させているのだ。

 体力が落ちる後半に難しいジャンプを成功させるのは難しいが、ザギトワ選手はそれを苦にせず飛べるため、後半にジャンプを集中させているようだ。実際、23日のフリーでも7つのジャンプすべてを後半に飛んでいる。しかし、その内容に「得点主義」「これはフィギュアスケートではない」「前半にジャンプがまったくないのはバランスに欠ける」「まるで美しくない」「すごいんだろうけど、ガチャガチャしていて見ていて疲れる」といった批判も上がっているのは事実だ。

 一方で、「バランスに欠けようが正当な演技。ルールに問題があるだけで、この子に責任はない」「ザギトワがすごすぎるだけ。規格外の選手が出るたびにルールを変更しようとするのはよくない」「出る杭は打たれるってやつ。ルール通りやってるのに文句を言われる筋合いはないでしょ」などと擁護する声も続出している。

 その評価をめぐって賛否両論が飛び交うザギトワ選手の演技。SPの時点で浮上していた「このまま金メダルを獲れば波紋を呼ぶことは必至」という懸念が現実になったかたちだが、フィギュアスケート界の現行ルールに一石を投じたことは間違いなさそうだ。
(文=編集部)

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