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『もみ消して冬』、日テレの「潔くもあざとい女性シフト」に賛否両論

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もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~|日本テレビ」より
 平均視聴率は初回から13.3%、11.1%、11.1%、11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調の『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。4、5話で同7.1%、8.1%と急落したが、これは平昌オリンピック中継の影響をモロに受けただけであり、再度の上昇が見込まれている。


 同作は、エリート一家の3きょうだいが、家の安泰を脅かす事件を解決するホームコメディ。3きょうだいは、山田涼介が警察官の北沢秀作、波瑠が弁護士の北沢知晶、小澤征悦が医者の北沢博文、中村梅雀が父親の北沢泰蔵を演じている。

 コメディ色の強い同作が、『99.9-刑事専門弁護士-SEASON2』(TBS系)、『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、『アンナチュラル』(TBS系)などの王道をいく事件解決ドラマと並ぶ人気を獲得しているのは、なぜなのか。

 その理由は、コラムタイトルに挙げた通り「潔くもあざとい女性シフト」に尽きる。

高視聴率ドラマの3大職業をあえて活用せず


 そもそも同作は、警察官、弁護士、医者という高視聴率ドラマの3大職業を集めた、「良くいえばハイブリッド」、「悪くいえば節操のない」コンセプトが売りだ。

 しかし、ドラマが始まってみたら、それらの職業やスキルはほとんど活用されず、各話の事件もあっさり解決してしまう。つまり、それぞれの職業はおろか、事件の内容や解決方法なんてどうでもいいのだ。

 その分、何をしているかといえば、繰り広げられるのは3きょうだいによる脱力劇。なかでも主演の山田は、自身の役について「感情を内に秘めるタイプで、家族の中では一番弱い立場」と語っているように、わかりやすいヘタレキャラを思い切って演じている。

 実際、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や識者の声を拾ってみると、顔面の表情筋をフル活用して困り、悩み、悲しみ、でも最後は穏やかにほほえむ……そんな山田の演技を称える女性は多い。

 2月17日放送の第6話では、さらに脱力劇が進んでいた。この日の事件は、「泰蔵が社交ダンスサークルの誰かに睡眠薬を盛られた」というものだったが、秀作と知晶の推理が分かれ、「どちらが正しいのか?」という勝負に。

 秀作「僕が勝ったら、ちゃんと負けを認めてくれますか?」、知晶「私が勝ったら、土下座して靴なめろよ!」と約束したが、誰もが予想した通り、秀作の完敗。土下座して靴をなめさせられたほか、秀作が疑いをかけた奥平こずえ(山村紅葉)から「落とし前をつけろ」と脅され、ホテルに連れ込まれてしまった。そんなシーンのたびに、山田は渾身の変顔を見せていたのだ。

山田、小澤、梅雀…タイプと世代の異なる変顔


 変顔を披露しているのは山田だけではない。同作では小澤征悦と中村梅雀も、ほかの作品では見せない表情を何度となく見せている。正統派アイドルで24歳の山田、世界的指揮者・小澤征爾を父に持つ43歳の小澤、歌舞伎一家で育った62歳の梅雀。タイプと世代の異なる俳優たちが見せる変顔は、それぞれギャップ十分で、女性視聴者に対して最高のサービスとなっているのは間違いない。

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