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平昌五輪、盛り上がったのは競技開催地だけ…韓国人が最も冷ややかだった?

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仁川国際空港にある平昌五輪マスコット

25日に閉幕した平昌五輪。実は、韓国・ソウルにいるよりは日本にいたほうが、五輪の盛り上がりを感じることができただろう。

「本当にこの国で五輪をやっているのか?」

 2月8日に氷上競技の会場となる江陵(カンヌン)に入った数日後、現地宿泊料金の高騰もあり、1週間ほど撤退を決めた貧乏ライターの私が見たのは、五輪に無縁とも思えるソウルの無関心な雰囲気だ。

 まず、普通にソウルの街を歩いていると、五輪関連の垂れ幕すら見つけることができない。観光客が多く訪れる明洞(ミョンドン)や梨泰院(イテウォン)、学生街で多くの若者で賑わう弘大(ホンデ)でも同様だった。江陵に高速バスで向かう拠点となるソウル高速バスターミナルでも、五輪現地行きバスの広告看板が目に入っただけ。労せず五輪関連の情報が目に入るのは、五輪チケットブースが設置されている空の玄関口である仁川国際空港と、五輪公式グッズの販売ブースがある現地に向かう鉄道拠点のKTX(韓国高速鉄道)ソウル駅ぐらいだ。

KTXソウル駅

 無関心さは、外の景色だけにとどまらない。休憩所が2階分ある大きなチムジルバン(日本の温泉ランドに近い数階建ての複合施設)には、合わせて数台のテレビが設置されていたのだが、五輪中継を流しているテレビは1台のみ。しかも、そのテレビを見ている人は私を含めて3人しかおらず、30分もたたないうちに2人はどこかへ行き、最終的に私1人になってしまった。テレビのある食堂に入っても、五輪中継が流れていることは少ない。仮に流れていても、客足が引いて食堂の主人やスタッフが休憩し始めると、チャンネルはドラマに切り替わる。滞在していたゲストハウスで、話の切り口として五輪を観るために来たことを話してみても、韓国人スタッフも宿泊客の外国人も反応が薄くて困った。共有スペースは音楽がずっと流れており、テレビがつくことは終始なかった。

 現地では、自国開催の五輪を盛り上げようという現場のがんばりで、ムードは総じて良い。五輪直前に開通したKTXの江陵駅前では、小規模ながら合唱や伝統音楽といったパフォーマンスをしている人たちが出迎えてくれる。会場となる江陵五輪パーク内外には大量の警備員の姿があり、大会中の警備も安心だ。五輪開幕前には、ボランティアスタッフが大量離脱するというニュースがあったが、五輪パーク内だけでなく、街中にもボランティアスタッフの姿を多く見かけ、現地で人員不足を感じることはない。

 ノルディック複合ノーマルヒルを観るために行った平昌(ピョンチャン)でも、スキー会場までの道には大勢のボランティアスタッフがいた。数だけでなく、その対応も気持ちがいい。訪れた人たちに対して、写真撮影に快く応えたり、「アリアリ~」と声を掛けて出迎えたりする。時には、拙い英語に身振り手振りを交えながら、一生懸命に外国人の質問に答えている。そして、何よりもみんなにこやかな笑顔で挨拶をしてくれる。

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