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平昌五輪、「史上最低」の運営に選手から批判噴出…スタッフ大量離脱、暴風でも強行

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平昌五輪閉会式に登場し話題になった人面鳥(写真:AFP/アフロ)

 2月25日に閉幕した平昌五輪。日本は金メダル4個、銀メダル5個、銅メダル4個で合計13個のメダルを獲得し、1998年の長野五輪の時に記録した10個を上回り、過去最高となった。そのため、日本では大盛り上がりを見せたが、運営に対する批判の声も多く飛び交っている。

 平昌五輪は、問題が多発した。開幕直前にボランティアの運営スタッフ2000人以上が劣悪な環境に耐えかねて離脱。さらに、ノロウイルスが五輪関係者の間で感染し、一部の選手も発症した。

 日本の「外務省 海外安全ホームページ」では、韓国の治安について、「主な犯罪の発生リスクを日本と比較すると、韓国は殺人が約2.5倍、強盗が約1.2倍多く発生しています」と、渡航者に注意喚起をしていたこともあり、安全面で懸念する声も多かった。

 大会が始まると、スキージャンプではレジェンド・葛西紀明選手が「こんなの中止でしょう」とコメントするほどの強風の中でも競技が開催され、選手たちは困難を強いられた。技術よりも運の要素が強くなってしまった大会に対し、日本に限らず世界中で批判が相次いでいた。強風はほかの競技にも影響をもたらし、スノーボード女子スロープスタイルは予選が中止になり、一発勝負となった決勝でも風が吹き荒れた。出場した鬼塚雅選手はブログで「たくさん練習してきたけど、その練習が全く意味のないような気がして辛かった」と正直な心境を吐露している。

 さらに、厳しい自然環境に加え、欧州や米国などでの放送に考慮して深夜に競技を開催する種目も多く、現地での観客が明らかに少ないとの指摘もあった。こういった運営側の失態とも思える数々の不備に、インターネット上では「こんなもんでいいなら、東京五輪の準備ももっと適当でいい気がしてきた」「史上最低の五輪がやっと終わった」「客席がガラガラすぎて、どう見ても失敗だった」「死人がでなかっただけで良しとするレベル」といった声が上がった。

 一方で「朝鮮日報日本語版」は、今大会を「運営面で成功し国民も大いに楽しんだ平昌五輪」と総評している。開会式と閉会式が、10年前の北京五輪に比べてわずか9分の1という少ない予算だったこと、観客や地元住民の親切な対応によって秩序ある応援ができたことを誉めている。また「中央日報日本語版」によると、アンジェラ・ルッジェーロIOC(世界オリンピック委員会)選手委員長は「選手たちが競技場の施設や選手村、大会運営に満足している」とコメントしたという。ロイター通信も、「2016年のリオデジャネイロ五輪に比べて運営がしっかりとしていた」と報じた。また、トーマス・バッハIOC会長も、「大変満足している」と高い評価を与えた。

 2020年には東京五輪が開催される。果たして、日本の運営はどう評価されるのだろうか。
(文=編集部)

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