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一流の人がこっそり行う「あるトレーニング」…どんな状況でも落ち着いて話せるようになる

文=道明寺美清/ライター

 声を出すトレーニングだけでなく、体を楽器のように捉え、メンテナンスすることが大切だという。楠瀬氏が指導するトレーニングでは、声だけでなく体のストレッチなども取り入れたトレーニングが行われる。筆者もトライアルを受けてみたが、まさにヨガのようなトレーニングだった。背中の筋肉をほぐすことで声帯を緩めることができるなど初めて知ることばかりで、“目から鱗”の連続。トライアルには、楠瀬氏が普段指導する重要な点が濃縮されており、一度受けただけでも声や発声に対する意識が変わることは間違いないだろう。

ボイストレーニングのルーツ

一流の人がこっそり行う「あるトレーニング」…どんな状況でも落ち着いて話せるようになるの画像2ボイストレーニングのスタジオ

 楠瀬氏によると、ボイストレーニングのルーツはドイツにあるという。読者諸氏も一度はヒトラーの演説映像や音声を聞いたことがあるだろう。ヒトラーの演説の音は常にBフラットで、残っている映像を見る限り、ヒトラーはそのBフラットをまったく外れることなく演説をしているという。楠瀬氏は、ヒトラーが徹底したボイストレーニングを受けていたに違いないと推測する。

 民衆をコントロールするために発達したと考えられているドイツのボイストレーニングは、その後、多くの国に広がり、アメリカでは政治家やエンターテインメントの世界、弁護士などへと広がっていった。

「日本では認知度が低いボイストレーニングですが、アメリカではスキルのひとつとして経歴書に書けるほどで、ボイストレーニングを学んでいるということは自己表現ができるという裏付けにもなります」(同)

余韻の大切さ

 正しい発声ができるようになると、体調にも変化が現れるという。筆者がトライアルを受講した際、10年もの長い間、楠瀬氏の下でボイストレーニングを続けている女性に話を聞くことができた。

「それまでもいろいろなボイストレーニングに通っていましたが、まったく効果が出ずに悩む日々が続いていました。ある時、Breavo-paraを知り、ダメ元で通い始めたところ3カ月程度で声に変化を感じ、さらに続けるに従い声が楽に出せるようになり、体調も良くなってきました。それからは自分がどう変われるかが楽しみで続けています」

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