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賃貸住宅、鍵交換費や消毒料は拒否できる?不動産会社が勝手に設定で利益確保の例も

文=小林紘士/不動産ジャーナリスト
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賃貸住宅、鍵交換費や消毒料は拒否できる?不動産会社が勝手に設定で利益確保の例もの画像1「Thinkstock」より

 この時期、賃貸住宅市場は1年の山場を迎えている。大学や専門学校などへの新入生、新社会人、年度末に向けた人事異動などで、もっとも人が動く時期だからだ。

 賃貸住宅を探したことのある方、あるいはまさに今探している方ならわかると思うが、賃貸住宅に入居するには、さまざまな費用が必要だ。敷金、礼金、仲介手数料、保証料、前家賃など慣例的なものも含めて、支払わざるを得ない費用はある程度仕方がない。こうしたものは入居者としても納得できるところだろう。しかし、それ以外の鍵交換費用、入居者サポート料、消毒料、環境維持費など、耳慣れない費用については、納得がいかない方も多いのではないだろうか。

 以下、最近よく見かける付帯費用を挙げてみる。

鍵交換費用

 読んで字のごとく鍵を交換する費用だが、本来はオーナーが負担する費用だといえるが、頻繁に入居者が入れ替わる物件ではオーナーにとっては少なくない負担となるため、入居者が希望するなら入居者の負担で換えてもらうという発想になっている。

【24時間入居者サポート料】

 24時間付帯するサービスとして、鍵をなくしたときの対応、水漏れなどの水回り対応、健康相談ダイヤルサービスというものもある。確かに、何かのときに役立つサービスのようだ。ただ、ここ最近急に付帯するようになったものなので、入居者自身が要不要を判断したい費用だろう。

【消毒料】

 これは以前から「本当に必要なのか」と疑問視されている費用。実際、前の入居者が退去したあとハウスクリーニングを入れるのだから、必要ならその時点で消毒しているはずである。入居に際して、わざわざ費用を支払ってまで消毒が必要かは疑問が多い。

【環境維持費】

 このあたりになるとなぜ必要なのか、なんのための費用なのかよくわからない。本来、物件に関する維持費は、「管理費」や「共益費」といった名目で支払うはずなので、こうした費目があるときは、何に使われる費用なのかしっかり説明してもらうべきだ。

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