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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

【森友文書書き換え】財務省職員から「さっさと謝れよ」「昭恵夫人は疫病神」と不満も

文=神澤志万/国会議員秘書

 7日になって、財務省が8日朝に文書のコピーを提示することが決定しましたが、そこでどんな内容が明らかになるのでしょうか。

 ちなみに、この件については希望の党も同調していますが、やはり存在感がありません。それどころか、希望の党のフロンティア議員たちは思うように議員活動ができずイライラが募っているようで、秘書に対する態度が日に日に厳しくなっているのが心配です。

「さっさと謝れ」財務省内から不満噴出

 原本が「あった」「なかった」という話で、また参議院の予算委員会が流会になり、ほかの委員会の開催が変則的になったり延期になったりと影響が出ています。こんな茶番に付き合わされている身としては、「ほとほと疲れ果てた」というのが実感です。

 財務省のある職員は、「どんなしがらみがあるのか知らないけど、俺たちが尻ぬぐいをさせられているんだから、『さっさと謝れよ』って思うよ」と愚痴をこぼしていました。やはり、何か「真実を口にできないしがらみ」があるのでしょうか。真実はどうであれ、これまでの説明では誰も納得できないからこそ、森友学園の国有地取引問題は疑惑が深まっているのだと思います。

 また、別の職員は「一つひとつステップを踏むごとに決裁を受けて資料を残すのは、仕事をする上で当然のことです。おそらく、近畿財務局の職員もそのように仕事をしていたはずなので、立証できるはずですよ。俺たちにとっては、昭恵夫人は疫病神ですよ。フラフラといろんなところに顔を出すなっつーの!」と憤慨していました。

 立証が可能なはずなのにそれをしないとなれば「やっぱりクロなのか……」と思われても当然でしょう。本当に、誰かをかばっているようにしか思えません。いずれ判明しますが、今回は誰が責任を取らされて犠牲になるのでしょうか。間違っても、命を代償にするのだけはやめてほしいと切に願うばかりです。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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