NEW

『BG』はどこまでリアル?主人公の設定、警護の流れ、「誤差なし」…

【この記事のキーワード】

, , , , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BG~身辺警護人~|テレビ朝日」より
 今クールの連続テレビドラマのうち、注目作のひとつが木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)だろう。


 木村が演じる凄腕の「身辺警護人(ボディーガード)」がさまざまなトラブルから依頼人を守る、という1話完結型のストーリーで、毎回登場する豪華なゲスト出演者も話題を集めている。視聴率も第1話から第6話までの平均が14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、3月1日放送の第7話は15.8%の自己最高を記録した。

 このドラマの見どころは、一般の人にはなじみの薄い「ボディーガードの仕事」を忠実に描いているところ。しかし、それもそのはず。『BG』の企画・制作には、日本では数少ない“本物のボディーガード”がかかわっているのだ。

 そこで、リアルと評判の『BG』でも描ききれていない「プロフェッショナルな身辺警護の仕事」について、“本物のボディーガード”に話を聞いた。

『BG』の依頼→即警護の流れはあり得ない?


 小山内秀友氏は、身辺警護・要人警護を中心とした国際レベルのセキュリティサービスを行う株式会社CCTTのCEO(最高経営責任者)を務める現役ボディーガードだ。

 海外のセレブ、スポーツ選手、アーティスト、さらには政府要人や企業要人の警護を務めるなど、豊富なキャリアを持つ本物のプロフェッショナルで、『BG』の企画・制作に初期からかかわってきた。

 小山内氏によると、身辺警護の仕事には「4つの段階」があるという。

「第1段階は、警護対象となるVIPの社会的地位や知名度、警護目的や行動スケジュール、利用するホテルなどの『情報収集』です。次に、集めた情報を基にVIPに起こり得る危険を想定する『脅威評価』を行い、第3段階で現場の状況をチェックして『警備計画』を立てる。そして、ようやく警護当日を迎えるわけです。

 基本的に、事前準備にかなりの時間を割くのが我々の仕事なのですが、ドラマで描かれているのは主に業務のクライマックスの部分だけです」(小山内氏)

 確かに、拡大版だった第1話こそ木村が演じる主人公・島崎章が現場の状況をチェックするシーンが出てくるが、第2話以降は「情報収集」「脅威評価」「警備計画」についてはほとんど描かれていない。

 そのため、ドラマでは依頼が来るとすぐに警護当日を迎えるという流れになっているが、実際には、この間にさまざまな作業が行われるという。

 本物のボディーガードは、第2段階の「脅威評価」を行った上で、警護にどれだけの人員や体制、装備などが必要なのかを検討し、警護費用を計算する。だから「明日、警護してください」と依頼されても、引き受けることは難しいそうだ。

『BG』に派手なアクションシーンが少ない理由


 ただし、本物のボディーガードをリアルに描いている部分も多い。そのひとつが、警護を行うチーム体制だ。

「VIPの警護には、通常、最低でも2名のボディーガードがつきます。1名は目的地に先行してルートや目的地の安全を確認し、もう1名がVIPを現場に連れていく。これが基本的な体制です。そのほか、クルマの運転や管理を担当する者、オフィスに残って現場のバックアップする担当の者など、役割を決めて警護にあたります」(同)

『BG』はどこまでリアル?主人公の設定、警護の流れ、「誤差なし」…のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、BGテレビ朝日ドラマボディガード木村拓哉警備の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!