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菊原智明「ワンランク上のビジネスパーソンを目指す!」

トップ営業マンになった私が、調子にのった後に味わった地獄

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 こうなれば最後。地獄に落ちるのも時間の問題だった。このまま好調時が続けばいいが、世の中はそう甘くはない。好調な時期はあっという間に過ぎ去り、すぐに元のダメな自分に戻ってしまった。

 元の状態に戻るだけならまだいい。お客様から相手にされなくなり、契約どころか商談のチャンスさえもらえないのはもちろん、さらには契約を頂いたお客様ともトラブルになった。

 まさに地獄状態。スタッフに助けを求めたが、好調時に横柄な態度を取っていたため、誰も助けてはくれない。自業自得である。もちろん上司も助けてくれるわけもなく、「まあ、そんなザマだと思ったよ。期待した俺がバカだった」ととどめを刺された。

 それ以降はそうならないように気をつけたものの、同じような失敗を2度ほどくりかえした。私自身、“感謝の気持ちを忘れたら地獄に落ちる”ということを本当の意味で理解するまでにずいぶん時間がかかったものだ。

トップ営業マンがひっそりやっていること


 ここであなたにぜひ知ってほしいのは、

「うまくいき始めた時から、すでに没落する兆候が出始めている」

ということ。この事実を知っているだけでも立ち居振る舞いが違ってくる。このことは多くのトップ営業マンが経験している。ごく稀に入社当時からトップ営業マンでそのままずっと好調な人もいるが、そんなのは100人、いや1000人に1人いるかいないか。やはりトップ営業マンもまた、調子にのり地獄を見ている。

 今まで多くのトップ営業マンにお会いしてきたが、99%の人は案の定イタイ目にあっていた。その経験から“結果を出した時こそ謙虚になる”ということを体感的に学び、その後の教訓としている。

 あるトップ営業マンは「無理な依頼をした時は、必ず直接電話でお礼を言う」といった行動をし、別のトップ営業マンは「日ごろから感謝をかたちにして伝える」といったことを心掛けている。

 思いもよらない結果を出してしまうと思わず調子にのってしまうもの。そんな時こそ今まで以上に周りの人たちに感謝する。こういった行動をとれる人だけが、結果を出し続けることができるのだ。
(文=菊原智明/営業サポート・コンサルティング代表取締役)

・参考文献
超一流の営業マンが見えないところで続けている50の習慣

●菊原智明(きくはら・ともあき)
営業サポート・コンサルティング株式会社代表取締役

・営業コンサルタント
・関東学園大学 経済学部講師
・社団法人営業人材教育協会理事

●プロフィール
群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。約600名の営業マンの中においてMVPを獲得。

2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。現在、上場企業への研修、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。また数多くの連載を持っており、ぐんま経済新聞へのコラム、ダイヤモンド・オンラインへの連載、士業関係への連載等を精力的に行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会に出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。また社団法人営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成にも取り組んでいる。2017年までに52冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

主な著書に『訪問しなくても売れる! 「営業レター」の教科書』(日本経済新聞出版社)、『売れる営業に変わる100の言葉』(ダイヤモンド社)、『訪問ゼロ!残業ゼロ!で売る技術』(日本実業出版社)、『面接ではウソをつけ』(星海社)、『5つの時間に分けてサクサク仕事を片づける』(フォレスト出版)、『「稼げる営業マン」と「ダメ営業マン」の習慣』、『<完全版>トップ営業マンが使っている 買わせる営業心理術』、『残業なしで成果をあげる トップ営業の鉄則』(明日香出版社)などがある

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著者ブログ「住宅営業マン日記」

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