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フジテレビ『シグナル』、前クール同枠の亀梨和也ドラマに視聴率圧勝…しかし重大な懸念も

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シグナル 長期未解決事件捜査班 | 関西テレビ放送 カンテレ」より
 坂口健太郎主演の連続テレビドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)が4月10日に放送を開始し、初回の平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。


 同ドラマは、主人公の警察官・三枝健人(坂口)が“謎の無線機”から聞こえてきた刑事・大山剛志(北村一輝)の声を手がかりに、時効目前の未解決事件の真相に迫るヒューマンサスペンス。坂口はこれがテレビドラマ初主演作となり、北村のほかにも吉瀬美智子、渡部篤郎、長谷川京子、甲本雅裕などの豪華な役者陣が脇を固める。

 物語の軸となるのは、15年前に起きた女児誘拐殺人事件。当時小学1年生だった健人は、被害者の女の子が連れ去られる現場を目撃しており、警察に「犯人は女の人」と訴えるも、相手にしてもらえない。数日後、女の子は遺体で発見され、事件は未解決のまま時間だけが流れていった。

 第1話では、成長して警察官になった健人が、廃棄されそうになっていた無線機が受信した声を聞く。声の主・大山は、廃院となった病院の敷地内で女児誘拐殺人事件で指名手配されていた男の首吊り遺体を発見したという。不審に思いながらも健人が現場を訪れると、そこに大山の姿はなかったが、白骨遺体を発見。健人は大山が「彼は利用されて殺された」と言っていたように、「やはり犯人は自分が目撃した女性である」と確信し、事件解決に向けて行動を起こす……といった展開を繰り広げた。

 残念ながら視聴率2ケタ発進は叶わなかったものの、同枠で前クールに放送されたKAT-TUN・亀梨和也主演の『FINAL CUT』が初回7.2%だったことを考えると、大健闘である。「主人公が過去の事件にこだわっている」という点は、『シグナル』も『FINAL CUT』も似ているし、どちらも同じ関西テレビの制作だ。

『シグナル』は2016年に韓国で大ヒットし、数々の賞を受賞したドラマのリメイク版なので、おもしろくて当たり前ではあるけれど、それでも「坂口がジャニーズに勝った」ことは評価できるだろう。

 また、『シグナル』放送開始前日の9日には、長澤まさみ主演の月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』がスタートしたが、こちらは9.4%で、坂口が月9を上回る結果となった。

 このまま右肩上がりを期待したいところだが、少なくとも大幅アップは困難と思われる。というのも、同ドラマのおもしろさはサスペンス要素に加え、「現在」と「過去」が交差する部分にあるが、そのせいで一瞬でも目を離すと「あれ? このシーンはなんだ?」と混乱が生じる恐れがあるからだ。

 集中して視聴するだけの魅力があるドラマには違いないが、いかんせん放送されるのが平日の21時台と、まだまだゆっくりしていられない人も多い時間帯。家事のためにテレビから目を離す、そして前後のつながりがわからなくなっていく……といったことが積み重なると、途中で見なくなる視聴者も一定数出てくるだろう。

 ただ、それは仕方ないものと割り切って、坂口には少しずつでも数字を上げていけるようにがんばってほしいものだ。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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