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私が取材を受けた美人女性記者から後日誘われ、不倫関係になった体験談

文=後藤豊/フリーライター
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私が取材を受けた美人女性記者から後日誘われ、不倫関係になった体験談の画像1財務省を出る福田淳一財務事務次官(中央)(写真:読売新聞/アフロ)

 政界と財務省を揺るがしている、財務事務次官・福田淳一氏のセクハラ騒動。福田氏は女性記者に対するセクハラ発言について全面的に否定しているものの、「現在の状況では職務を果たせない」という理由で辞任を表明した。いまだ不明な点も多いが、公開された音声の内容に「気持ち悪い」と感じた人がほとんどだろう。

 不倫や恋愛に詳しいライターの稲垣翼氏は、「権力者が『話を聞きたければ、俺の言うことを聞け』と迫っているようにも聞こえる。女性に対して失礼極まりないし、口説いていたのだとすれば、一番アウトな口説き方。実際は権力なんか使わないほうが女性に好かれるし、男女関係で一番大切なのは相手の立場を考えること」と語る。

「あの音声を聞いたとき、『ホテルの一室での会話が暴露されたのか?』と思いました。『触っていい?』『手縛っていい?』なんて、これから事に及ぶ男女がベッド上でする会話ですよ。というか、あんな会話で女性を口説けると思っていたのだとすれば、恋愛経験が不足している証拠です。ましてや、報道されている通りに取材の席で記者相手に発したのなら、開いた口がふさがりません。

 学生時代に勉学に励むのはいいことですが、ペーパーテストでいい点を取ることばかり考えて女遊びを怠ると、相手の気持ちがわからない男になってしまいます。今回の件は、女性の口説き方を知らない男のカッコ悪さが露呈したケースともいえるでしょう」(稲垣氏)

 さらに、稲垣氏は「セクハラか否かは、相手が嫌悪感を抱いたかどうかによる。私が相手の女性でも気持ち悪くて仕方がないですし、完全なセクハラです」と断罪する。

「上手な不倫」を聞いてきた女性記者

 福田氏の件は言語道断だが、取材する側とされる側がそれ以上の関係に発展するということもあるのだろう。かつて取材相手と「“いい関係”になったことがある」という稲垣氏は、当時の様子を以下のように語る。

「『上手な不倫について』というテーマで、ある女性記者の取材を受けたことがあります。『不倫で大事なことってなんですか?』という質問に、『自分のパートナーを一番大事にすること、そして、それを不倫相手にも伝えることだと思います』と答えました。なぜなら、お互いに既婚者の場合は両方の家庭を大事にしながら付き合うのがもっとも長続きするからです。一方、どちらかが未婚の場合は長続きしないことが多いです」(同)

 そして、稲垣氏は逆に「あなたはどう思いますか?」と女性記者に質問したという。

「『自分はこう思うが、あなたはどう思うか?』と、自分の意見を述べてから相手に尋ねるのが上手な会話の進め方です。このとき、女性記者は『私も、不倫をするとしたらそういう相手がいいです』と答えてくれました。福田氏のように『○○していい?』とか、具体的なプレイの話などは一切しません。なぜなら、まず相手に『この人は遊んでいるかもしれないけど、芯は誠実な人だ』と思わせることが大事だからです。そうしないと、女性は心を開いてくれません」(同)

 稲垣氏が恋愛下手だった学生時代の失敗談などをあけすけに語るうち、女性記者の笑顔が増え、会話のテンポも良くなっていったという。

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