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『正義のセ』面白みに欠けることこの上ないのに視聴率2ケタへ上昇の謎

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『正義のセ』オフィシャルサイトより

 吉高由里子が主演を務める連続テレビドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)が4月25日に第3話を迎え、平均視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第1話の11.0%スタートから、第2話では9.9%と惜しくも1ケタ落ちとなっていたが、2ケタ台に早期回復を果たした。

 主人公の新人検事・竹村凜々子(吉高)が、未熟ながらも情熱を持って事件と向き合う同ドラマ。第3話で凜々子は、沢井七美(磯山さやか)が被害に遭った結婚詐欺事件を担当。藤堂と名乗っていた男・鈴木正夫(三浦貴大)に1000万円を騙し取られたという話を聞き、凜々子は「女性の弱みにつけ込んでお金を騙し取るなんて絶対許せない」と怒り心頭だったが、鈴木は「1000万円なんて受け取っていない」と主張。凜々子は担当事務官・相原勉(安田顕)とともに、鈴木が金を騙し取った証拠を探すために奔走する……といった内容だった。

 凜々子の“思い込んだらまっしぐら”な性格は相変わらずで、今回も完全に「鈴木が悪い!」と決めつけてドタバタ劇を繰り広げ、そして結局本当に鈴木が悪かったという、なんの捻りもない結末を迎えた。それにしても、凜々子は毎回ひとつの事件に時間を割きすぎていて、思わず「ほかにも仕事あるだろう」と叱りたくなってしまう。凜々子が基本的に“困っている人を助けたい”との思いで突っ走っているのもわかるが、ひとつの事件にこだわりすぎて、そのほかの事件を平等に扱えているとは到底思えない。

 さらに今回、凜々子は交際相手・中牟田優希(大野拓朗)にプロポーズを受けたが、その最中に鈴木の姿を見つけると「しっぽをつかめるかもしれない!」と、優希を置いて追いかけて行ってしまう。その後、優希は凜々子に別れを告げるが、それは仕事に一生懸命な彼女のためを思っての決断だった。優希に対して「なんていい男なんだ」と感心すると同時に、凜々子の性格にはあらためて「人としてどうなのか?」とガッカリさせられた。

 もちろん、仕事に対して必死になること自体は悪くない。このご時世、仕事とプライベートの両立は難しいケースも多いし、誰だって不本意ながらも自分を犠牲にしてしまう時はあるかもしれない。だが、凜々子の場合は、自分だけの問題ではなく、優希の気持ちまで踏みにじった。いくら“ほかの誰かのため”であったとしても、目の前の親しい人をぞんざいに扱っていいわけがない。とっさの事態に、向こう見ずな行動を取ってしまう凜々子は、判断力やバランスの部分において、はたして検事に向いているといえるのだろうか。

 凜々子が第3話にして“彼氏ナシ”になってしまったが、インターネット上では当初から先輩検事・大塚仁志(三浦翔平)と「今後、恋愛関係に発展するのではないか」と予想されていた。大塚は凜々子にキツく当たるが、ここぞという時に助言したり、手を貸したりしている。

 第4話以降で2人が接近していくのか気になる半面、またしても視聴者の予想通りの展開になるとしたら、ちょっと本当に面白みにかけるドラマだとも思ってしまう。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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