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ディスコ、社会的ブームに…高齢者施設でも大フィーバー

構成=吉澤恵理/薬剤師、ジャーナリスト

ドラ息子が社会貢献へ

 今や幅広く活躍しているDJ OSSHYであるが、DJを生業とするようになったのは、この10年ほどだという。冒頭でも触れたが、両親ともに有名人であった。厳格であった両親のもと、幼少期から英才教育を受け、習い事だけでも剣道や習字、ピアノにソロバンと多忙な毎日だったという。いずれも親の方針で始めたものだが、最低でも5~6年は続け、多くのことを習得してきた。なかでも剣道は大会での優勝経験もある。「両親の期待に応えなければならない」という思いも強く勉強にも打ち込んだが、到底DJという仕事を認めてもらえるような環境ではなかったという。

 しかし、高校生だったある日、友人と一緒に初めてディスコを体験し、DJに魅せられてからというもの、ディスコに通い詰めた。一人、 DJブースの前でDJプレイを観察し続けた。ディスコに通い詰めるうち、その熱意が伝わり、渋谷の「CandyCandy」というディスコで見習いとして働かせてもらえることになった。ディスコでの雑用などをしながら、ひたすら先輩DJの使用する曲をノートに書き留めたという。1年間見習いを続け、その後 DJとして活動の場を広げていった。好きだから続けてきたDJが、いつしか仕事となり、さらに自身の活躍の場を広げている。

「高校時代からDJを始め、大学時代、そして仕事についてからも、その傍らでDJをずっと続けてきました。ドラ息子と呼ばれていた私ですが、30年DJを続けたら、ドラ息子と呼ばれなくなりました」

 過去を振り返って、このように笑うDJ OSSHYは、ディスコで多くの社会貢献をしたいと考えている。今後も多様なディスコイベントで日本を元気にしてくれることだろう。
(構成=吉澤恵理/薬剤師、ジャーナリスト)

●DJ OSSHY
 4月25日にはCD『ROPPONGI AOR mixed by DJ OSSHY』がリリースされ、イベントも精力的にこなしている。5月2日には、「DJ OSSHY×田中康夫 ミニトークイベント&サイン+写真撮影会」が、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIで開催される(詳細 http://www.osshy.com)。

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吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

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