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山口達也事件と17年前の稲垣吾郎逮捕、テレビ局の報道姿勢が激変した裏事情

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26日、会見する山口達也

 4月25日夕刻、NHKがTOKIOの山口達也強制わいせつ容疑で書類送検されたと報道(のちに起訴猶予処分)。以降、テレビ局は連日にわたって山口に関する報道を続けていたが、一部メディアを除いて「山口達也メンバー」という呼び方で一貫している。山口が会見を開いた4月26日のニュース番組『news every.』(日本テレビ系)では、藤井貴彦アナウンサーが「メンバー」という呼称について説明した。

「日本テレビでは刑事事件で逮捕された人物には容疑者の呼称を使います。一方、逮捕まではされず書類送検された著名人については、実名に肩書きをつけて報じることにしているため、今回、山口メンバーとしました」

 この説明について、テレビ局関係者が語る。

「山口が所属するジャニーズ事務所に配慮しているわけではない、と言いたげな説明と感じた視聴者も多かったのではないか。『メンバー』表記について触れるとき、17年前の2001年に遡らなければなりません。当時SMAPの稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕された時、各局が苦肉の策で生み出した『稲垣メンバー』という呼び方が今回も役立ったというわけです」(テレビ局関係者)

 ツイッターなどのSNSが普及していなかった17年前と比べ、テレビ局側も視聴者の声に敏感にならざるを得ず、『news every.』のような説明をしたようだ。しかし、山口メンバーという呼び方の違和感は変わらない。呼び方自体は同じだが、17年前の「稲垣メンバー」と今回の「山口メンバー」では、テレビ局の対応が異なっているという。

「山口に対しては、同情する意見を述べるコメンテーターもいますが、事件が事件だけあって、教育評論家の尾木直樹のように『高校生なんて一番ダメでしょ』と厳しいコメントをする人もいます。稲垣の時は、どの局も明らかに事を荒立てないようにしていました。当時、『やじうまワイド』(テレビ朝日系)のレギュラーだった芸能レポーターの梨元勝さん(故人)は局から『稲垣に関する論評をしないように』と要求されたことに怒り、番組を降板する事態にまで発展しました。これでテレ朝のジャニーズに対する配慮が明らかになりました。

 事件の質が違うため、一概には比較できませんが、当時及び腰だったテレビ局の体質を考えれば、随分変わったなと思います。ジャニーズはいまだに大手マスコミを押さえつければ世論を封じられると考えているようなフシがありますが、今の時代、テレビ局はネットの声を無視することはできなくなりました」(前出と別のテレビ局関係者)

 そうした背景も、テレビ局の変化に影響しているのかもしれない。
(文=編集部)

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