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日大・内田元監督、次期理事長就任に意欲か…企画広報部の「見下し体質」の悪評

構成=長井雄一朗/ライター
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 その内田氏は今回の問題を受けて常務理事の職を一時停止中だが、いまだに理事長昇格を諦めていないという。

「年齢的に田中理事長は70歳を超えています。長期政権でしたが、次の選挙ではお気に入りの内田さんを指名するとみられていました。内田さんは謹慎中ですが、いまだに次期理事長の座を諦めていないといわれています。日大は巨大かつ非常に内向きな大学のため、世間の批判に晒されても 自浄作用が働かないのです」(日大関係者)

日大の「がん」、企画広報部

 そんな日大の「がん」と呼ばれるのが企画広報部だ。内田氏と井上氏の記者会見で司会を務めた企画広報部の職員が、会見の途中で打ち切ろうとするなどしたことにも、批判が集まった。都内大学関係者は語る。

「日大の企画広報部はとにかく評判が悪いです。ウチの大学も、大学教授を取材してもらったり、大学キャンパスをドラマのロケで使ってもらえるように、ネットメディア含めてマスコミには常にアンテナを張って働きかけています。たとえば、大学教授のリストをマスコミに送付して取材してもらうようお願いするなど、涙ぐましい努力もしています。それに比べて日大企画広報部は、記者を呼びつけて見下すだけです。日大は経営的にはまったく困っていないため、そうなってしまうのでしょう」

 また、マスコミ関係者も語る。

「日大を取材すると、とにかくチェックが厳しい。記事を掲載したら、『あの話が載っていないのはなぜだ』などとクレームをつけてくる。他の大学ではあり得ないですよ。とにかく上から目線で、取材しにくい大学であることは間違いないです」

 そんな日大に、ブランド再生の道はあるのか。

「とにかく外部から新しい血を入れることが第一歩。日大は内部の風通しが悪く、世間からの批判に耳を貸さない。これではブランドがますます落ちる一方です」(日大OB)

 日大はどう変わるか、注目が集まっている。
(構成=長井雄一朗/ライター)

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