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『コンフィデンスマン』第8話、詐欺失敗?と見せかけ実は第2話ですでにネタばらし!視聴者は唖然

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『コンフィデンスマンJP』公式サイトより

 長澤まさみ主演の連続テレビドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の第8話が28日に放送され、平均視聴率は前回から0.6ポイント減の8.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。本作は、長澤演じるダー子、東出昌大演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャードの3人が信用詐欺師(コンフィデンスマン)となり、欲望にまみれた人間から大金をだまし取る1話完結ドラマだ。

 第8話は、美容業界に君臨する美のカリスマ・美濃部ミカ(りょう)がターゲットとなった。ミカの会社に勤めるエステティシャンの福田ほのか(堀川杏美)から、「ミカからひどいパワハラを受けて心身ともに病み、退職に追い込まれた」との相談をリチャードが受けたことがきっかけだった。

 さまざまな事業に進出してきたミカなら儲け話にはすぐ食いつくはず、と読んだダー子たちはミカへの接近を図るが、ふとしたきっかけで儲け話には興味がないことを悟る。そこで次に考えたのが、「美人村」と呼ばれる村に代々伝わる秘伝の化粧水「弁天水」をでっち上げる作戦。その化粧水を使った女性は皆美しくなるといういわくつきだ。ダー子の読みどおり、「村の女性が代々命がけで守り伝えてきた」というストーリーに心を動かされたミカは、大金をはたいてでも弁天水を手に入れようと心に決めた――という展開だった。

 弁天水が日本酒を水で薄めたものらしいところは適当すぎるような気がするが、それ以外の仕掛けはなかなかよくできている。ダー子があかぬけない田舎の女性に成りすましてミカの気を引き、手書きで「弁天水」と書かれたボトルをわざと置き忘れる作戦などは、単純だがターゲットのツボにピタリとはまっていて気持ちが良い。

 また、「弁天水」で検索すると表示される怪しげなゴシップ本をわざわざ作ったり、実際には存在しない「美人村」を作るために美しい女性を面接で集めたりと、無駄に手が込んでいて愉快極まりない。

 それらすべてを上回るのが、たった1人で弁天水を守り続ける純朴な村の女性を演じた長澤の演技力だ。涙ぐみながら、お前みたいなよそ者に弁天水の重みや価値がわかるのか、と切々と訴える様子は、ウソとわかっていても心に迫ってくるようだった。

「村から出してはならない」とのおきてをミカに否定され、号泣しながら飛び出していってからも圧巻だった。姿を隠してもすぐには泣き止まず、なおも激しく泣き続けたのだ。隠れていたボクちゃんに「お見事だよ」と声を掛けられると顔を上げて大きく息を付き、ダー子がいつも見せる悪だくみをする時の笑顔を見せた。長澤まさみが詐欺師のダー子を演じているというより、長澤まさみなら本当に詐欺師になれるんじゃないのかと思えるほどだ。これまでのどの役も、なり切り具合がすごい。1クールでこれだけまったく違うキャラクターを見られるとは、なんとぜいたくなドラマだろうか。

 さて、これまでの回についてはあまりネタバレを書かないようにしてきたが、今回ばかりは結末をネタバレさせていただきたい。詳細は省くが、結果的にダー子たちのたくらみは失敗に終わった。第8話にして初の失敗である。これについては賛否両論あるだろうが、このドラマが一貫して掲げている「目に見えるものが真実とは限らない」というテーマに沿った結末であり、うまく着地させたのは間違いない。

 なお、脚本の古沢良太氏は第8話の放送後に、弁天水が過去の回で登場していたことをインターネットで明かした。弁天水が画面に映ったのは、吉瀬美智子がリゾート王を演じた第2話のラスト付近。桜田リゾートが買収した旅館のアメニティーが弁天水の化粧品シリーズだったのだ。ラベルには「MINOBE」の文字も見える。このドラマが時系列順に放送されていないことから考えると、どうやらミカはほとぼりが冷めてから社長に復帰し、結局ダー子たちから弁天水の権利を買ったらしい。主人公たちが初めて失敗した回に見せかけて、過去の回に後日談を挿入しているとはニクい演出である。

 さて、残るはあと2話のはず。最終回のゲストについては「堺雅人が弁護士役で出るのでは」「第1話ゲストの江口洋介が再登場するのでは」など、さまざまな臆測が飛び交っている。個人的には、もっとひねりつつも視聴者を納得させるキャスティングがあるのではないかと推測しているが、果たしてどうなるだろうか。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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