日テレ、「幹部候補」プロデューサーがセクハラで処分…発注先会社社員が被害

　日本テレビ広報部は、当サイトの取材に対し次のように回答を寄せた。

「ご指摘の社員については就業規則違反があったため厳正に処分しました。詳細についてはお答えを控えさせていただきます」

制作会社への圧力

　日テレといえば、系列局である熊本県民テレビの社長だった元日本テレビ局員の梅原幹氏が、４月１６日に開催された株主総会でセクハラを理由に解任されるという事態が起こったばかり。周囲から漏れ伝わってくるのは、視聴率三冠王の驕りと気の緩みだという。

「勝ち続けているからか、日テレ局員の評判はかなり悪い。制作会社のスタッフを邪険に扱い、暴君のように振る舞うプロデューサーもかなりいます」（スポーツ紙関係者）
　
　そして日テレを取り巻く問題は、実はセクハラだけではないという。

「パワハラです。某プロデューサーによる制作会社への圧力が問題になっています。番組１本分の値段で、番組とその番宣番組などをセットで請け負わせるんです。一度、制作会社の有志が連名で日テレに訴え出たこともありました。今後はこちらの問題が噴出するかもしれない」（芸能事務所関係者）

　ほかにも、こんな証言も聞かれる。

「宣伝担当の局員によるテレビ誌への圧力も酷い。理不尽な圧力や罵声を浴びせられた記者らが、音声データを公開すべく週刊誌に提供する準備を始めたという情報も飛び交っています」（大手広告代理店幹部）

　４年連続視聴率三冠王の日テレに、不穏な空気が漂い始めている。
（文＝編集部）