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嫌われる上司が会社を支える…くだらない意見は無視、徹底的にダメ出し

文=鉾木雄哉/清談社
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「むしろ、離職率を下げるために社内の不満を解消しようとするほうが危険だと思います。会社、そしてチームは、同じ目標や価値観を共有してこそ本領を発揮することができる。離職率を下げるために社員すべての不満を取り除こうとすると、中途半端になって企業パワーが落ちることになります」(同)

 だからこそ、「周囲から嫌われている上司=悪人が必要」と曽和氏は主張する。

 悪人タイプの上司は、一般的な「理想の上司」にはほど遠い。しかし、そうした上司は人間的に悪人なのではなく、「自分のためではなく、組織のために自ら悪役を引き受けてくれる利他的な悪人」(同)なのだ。

 もしかしたら、あなたが嫌っている上司も、本当は会社のために悪役を引き受けてくれているだけなのかもしれない。
(文=鉾木雄哉/清談社)

『悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 人事のプロによる逆説のマネジメント』 自分が正しいと思うことはストレートに主張し、人に嫌われたり非難されたりすることを恐れず、逆風を真正面から受け止めても動じない。そんなふうに愛想が悪く、自分を飾らない人物は周囲に好かれず、ときに「悪人」とも評されます。しかし「利他的な悪人」である彼らこそが、数々の組織における変革の影の主役であり、原動力なのです。「部下の相談はスルーする」「リーダー批判は徹底的につぶす」など、本書では一見眉をひそめたくなるような、しかし真に会社の発展のための礎となる「悪人」のマネジメント論を展開します。 amazon_associate_logo.jpg

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