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『高嶺の花』石原さとみと峯田の朝食シーンに涙が止まらない…今年連ドラで一番の感動

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 物憂げな表情のももがお味噌汁の入ったお椀を顔のところに近づけると、ももはそのまま静止し、涙目になる。そしてエルビス・プレスリーの『ラブ・ミー・テンダー』が流れ始め、ももはゆっくりとお味噌汁をすすり、自分が味覚を取り戻した嬉しさのあまり、下を向いて“ホッ”とため息をつく。向かいでは風間が熱心に納豆をかき回している。そのままももは、涙を流しながら、おいしそうに食事を食べ、2人はゆっくりと会話をかわす。
 
風間「さっき、ミチヨさん、お見合い仕切ってくれた、おばさん」 
もも「(お見合い相手との交際を)OKしたの?」
風間「断られた。断られました、むこうに」
もも「“バルーン”に? そう。残念ね、ふふふ……。あははは……」
(泣きながら笑うもも)
風間「そうですね」
もも「“バルーン”。あははは……」
(さらに笑うもも)
もも「ねー、ぷーさん」 
(吹き出す風間)
もも「もしかして、私に“ある”とか思ってる?」
風間「ん?」
もも(ちゃぶ台の下で足を前に伸ばし、風間の足を突きながら)「ワーン、チャーン」
風間(ジョークだと思い、笑う風間)

 超ウルトラにベタなシーンなのだが、『ラブ・ミー・テンダー』が流れた瞬間から、号泣してしまった。美しすぎる石原と、納豆をかき混ぜながら無愛想にボソボソとしゃべるブサイク過ぎる風間が織りなす、ほんの数分の2人の会話劇を見ていると、理由はよくわからないのだが、そのあまりの美しさに、涙が止まらなくなってくる。おそらく脚本家は、このワンシーンをつくりたいがために、このドラマを書いたのではないかと思えるほど、素晴らしい。私が今年見た全ドラマのシーンのなかで、ベストに素晴らしい気がする(そして石原の演技は、まさに神がかりだ)。

 開始から50分くらいのところから始まるこのシーンを見るためだけにでも、このドラマは見る十分に価値があると思うので、ぜひ見逃した方は見ていただきたい。

 あっ、ちなみに、変な前衛的な華道家を演じる千葉雄大がミスキャストなのは、ちょっと残念といえば残念な点だろう。どうでもいいけど。
(文=米倉奈津子/ライター)

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